東京&仏旅⑦シャンボール&ブロワ
2007.MAY.19
この日の行程は、シャンボール城→シュヴェルニー→ブロワ城とお城めぐり。ロワール川を渡ってトライアングル上に動きます。ひたすらお城の写真が続きます・・。
お宿の朝食は、ホームメードのジャムやヨーグルト、焼きたてのアーモンドタルト、そしてバゲット。とにもかくにもフランスはやっぱりバゲットがうまい!!ハムだの卵だのなんていらないのだ。バゲットだけで味があるもん。普段あんまりおいしいパンがないからそんなに食べない分、ありえない量を口にして・・苦しいーーと3人で言いつつすんごいパン腹を抱えて出発。
シャンボール城へは10kmちょいの道のり。お城はその昔狩猟場だっただけあって、うっそうとした森に囲まれている。森に入るにはゲートをくぐっていきます。周囲32kmを壁でぐるーって囲んであって、ゲートを通ったあとは道の色も赤茶色に変わって公道っていう雰囲気とは違ってくる。
しばらく森の中を走っていくと、やがて見えてきました、シャンボール城!!
ロワール地方を代表するお城のひとつで、フランソワ一世が16世紀初期に権力誇示のために居住用じゃなく狩猟用の邸宅としてお城にしたところ。ただお城を眺めててもしょうがないのでオーディオ解説日本語版をレンタルしてちょこっとだけ説明を聞いてきた。んでその一部をRに伝えて・・伝言ゲーム。
構造上、このお城はドンジョン(要塞)を囲むようにしてぐるっと建物がつくられている。ドンジョンだけど、そういう要塞的な役割を果たすものはなくて、窓も大きくとられている。煙突だけで365本、全部暖炉に通じてるらしい。
・・・とりあえず巨大でした。そして巨大なんだけど大雑把さって一切なくてどの部分も緻密。
正面入ってすぐにこのお城名物の二重螺旋階段が現れた。フランソワ一世が仲良くしていたダ・ヴィンチが設計した「かも」しれない階段で、二重ということは途中ですれ違うことがないってこと。間から顔を合わせることはできるけど、あくまで互い違いなのだ。おしゃれして着飾った人たちが見せびらかして歩いてたみたい。
螺旋階段の中央部分は光の柱になっていて、そこだけ明るく輝いている。
上り口は2ヶ所。
ハハとRがまずは上まで上って3階までいく。お互いのカメラでこんにちは。ただし触れ合うことはできませ~ん。
そんな階段を上らないのもおもしろくないので、私も2階まであがってみる。部屋の数はいったいいくつあるんだか・・・。モチーフは火とかげ(サラマンダー)でそれが天井や壁一面にたっくさん彫刻されている。
各部屋は当時を再現したベッドや家具を置いた部屋になっていたり、狩猟ってことで剥製や鹿の角が大量にあったりっていう感じ。
テラスも出られるようになっていて、ものすごーく濃い口付けをしあっているおじちゃん・おばちゃんがいたり・・。(絶対あれは食ってた)
↑真ん中にRがいる。ちょっと部屋を違えて入るとすぐに見失う。
そんな迷路みたいなお城をじっくり見た後は、シュヴェルニーへ。地図で確認して、近くにワイナリーがあるかをチェック。
シュヴェルニーにもお城があるのだけど、近くまでいって中には入らずにちょこっと街を散策。磨り減った石の階段やいかにも古そうな家々。
街中のワイン試飲所。・・・いやいやここでは誰も飲んでません。
バラの強い香りが漂ってました。
ちょっと郊外に車を走らせ、たどりついたワイナリーはDarianというところ。家族経営の小さなワイナリーだけど、それでも15ヘクタール、4万本の生産。NZにもワイナリーを持っているらしく、ワイナリーの中に買ったばかりというposhな車が置いてあって嬉しそうでした^^;。Rがワイナリーのマスターといろいろ話をしているのをちょこっとだけ訳してもらって、覚えているのは・・・なんだろ。。
実はここで白ワインを3種類、赤を1種類、そして関係ないけどワインになる前の絞った果実100%ジュースを飲んでおもいっきり酔っ払った。。白は飲みやすいフレッシュなやつと、もうひとつはスパイシーなやつ、そして貴腐ワイン。あ、あと赤でほんとは作っちゃいけない種類のやつも飲んだっけ。。
ワインってアペラシオンがとっても大事って言ってたっけ。。
シュヴェルニーだと確か24村だけがそのAppellation d'Origine Contrôléeで認められている、つまりその24村で生産された決まった種類のワインのみがシュヴェルニーと名乗れるってこと。ここのワイナリーもそのひとつでボトルにはAOCマークがありました。
あとから入ってきたフランス人ファミリーはここでワインをケース30箱仕入れていきました。レストランやってるわけじゃなく、普通に飲む用で。。ここまで来て一本も買わないのもなんだかなと思い、白を一本買ってみた。Rはスパイシーなほうを気に入ってそっちを。車の中にそーっと運んで、そしてちゃんと石垣まで持ってきたぞ。
ブドウ畑をちょっとだけ見物。まだ花がこれから咲くというときでした。
ここのワイナリーのオーナーは気さくな人でした。
運転手も飲んじゃ駄目ーーと自分でいいつつ何気にちょこちょこ試飲して・・(オーナーに試飲はアルコールとはいえない、ここはフランスだ!と)。なにかお腹に入れようとリッツかじりつつ、チョコレート工場へと向かいました。ショコラティエがつくってるところを見る時間が終わってしまってたので、軽くチョコをお買い物して、と。
↑アーモンドケーキ。うまい~。そして向かった先はブロワ。
ロワール川に面してお城がたっています!!川のほとりの駐車場に車をおいて、街探検。
・・と意気揚々と行ってみたはいいものの、ブロワはめちゃくちゃ難儀だったー。ぱっと見てお城だと思ったものは実は街全体で・・城そのものは山の上にある。つまり上っていかないといけない。大きいなーと傍目から見ていたものはまるでラッピング用紙で、それをくるくるむいてったら中身が出てきましたっていう感じ。
ショートウェイは、もちろん階段。どこもかしこも階段。攻められないようにしてるのがよーく分かる階段。
車が通っているような坂道は周囲をぐるぐる回っていくわけで・・・距離がすごいのだ。。途中泣きそうになりながら、腰が痛いよーお尻が痛いよーとなりながら、それでもなんとか上り続けて、やっとこさお城本体の足元に到着!!
トイレ休憩を兼ねて、お茶タイムです。へたってました・・。頼んだおやつは、フローティングアイランド(フランス語は忘れた)というフランスでよくあるお菓子。ゆるゆるのカスタードクリームに柔らかなメレンゲクリームが浮いてます。味はそのまんま。ちなみにこの日はお昼ご飯抜き。朝のパンのおかげで。。
お城自体は6時にしまってしまうのでもう入れず、もし開いてたとしてももう入る気力もなかったと思う。お庭を散策して、ロワール川とその流域の町並みを眺めてました。お城のモチーフであるハリネズミとかはちゃんと確認できたからよし。ちなみにシャンボールと同じくここのブロワ城もフランソワ一世のもの。
高いとこからならもっと見えるかなーとRが塀の上に上がって~。
そのRにカメラ渡して~。
そんな感じでブロワを楽しんで、さてお宿に帰りましょう。途中またスーパーに寄って夜ご飯の仕入れもね。
今のシーズン、ポピーが花盛り。
お宿2日目の夜も、パンとハムとパテとチーズとセロリの根のコールスローとシンプルにいってみました。残しちゃいけないとせっせと食べたぞ。日没が9時半なので遅くまで外にいてもそこそこあったかいのがよかったな。
| 固定リンク
コメント