森永卓郎講演会
ほんの数日前にマックスバリューの入り口に張ってあった白黒の張り紙を見て「え?森永卓郎さん来るの?まじ?絶対見に行くー!」とあまりにもささやかすぎる前宣伝に半信半疑ながら、福祉センターに行ってみた。私の中ではかなりの有名人、直接話を聞ける機会があるなんて、それも無料でうちのすぐ近くでってめっちゃ好都合だ。石垣にいるとある意味こういうセミナーは数が少ない分、情報を得やすいし行きやすいのよね。
おそらく労働組合か何かが呼んだんでしょう。会場にいるのはほとんどが男の人で旦那さんについてきたっていう以外に若い女の人ってほとんどいなかった。女の人はみんな後ろの壁沿いに椅子並べて子供抱えてる感じ。私が面白いって思う対象っておっさんくさいのかなぁ・・・。女の子がキャピって行くところではなかったのかな。。ミーハー魂全開で行ってみたのに。。
森永さんは今、経済エコノミスト兼私が出た地方の3流大学で教授をやってます。卒業前にいたら絶対経済学部に潜り込んでただろなー。講演会は間に10分休憩を挟んでみっちり2時間半。この間ずっとしゃべり続けてたけど、さすがにテレビであれだけ発言してるだけあって、ツボを得た話し方で飽きさせない。冒頭に「いろいろ脅迫うけるんだよね。訴訟もすぐにおこされるし」と言っていて、自由に物言うのも大変なんだってことを前置きしてから、マクロ経済はできる限り易しくソフトに挟み、誰もが分かるように100円レベルのミクロ経済を語り、統計や歴史をうまい具合に混ぜて、今の日本社会の実態や国の借金の額のウソホントやらを描き出してました。テーマは「格差社会」ってやつだからね。数字を持ち出して語ると説得力ってあるよなー。たくさんの人名や数値をすらすら言えるのもすごい。。ホリエモンに感じるあの嘘くささとかはったり、脂ギッシュさを気持ち悪いと思う感覚を大事にしていこう。
最後に質疑応答があって、ひとこと言いたいなと思ってたけど、8時半で帰らないといけなかったので断念。途中で抜けてきました。
もし聞けるんだったらなんて言うだろう。
離島の経済は、特に石垣はプチバブルがもうはじけるし、観光客も燃料高と家計に占める生活必需品の値上げで旅行に出るあぶく銭を出す余裕がなくなるから、この先とっても厳しくなると思う。中央にいる人たちにとって地方はどんな存在?
そーんな抽象論はいらんなー。
「サインください」
これでいっか。
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