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2009年6月30日 (火)

ブンシンちゃんのいたたまれない夜

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昨晩12時半に無事に東京のはじっこに到着。東京と語っているけど、これって神奈川県につっこみすぎじゃん?っていうところです。埼玉から2時間のドライブでついたので、夜中に走ると早くていいや。

数日泊まる先は妹の愛の巣。ワンルームなので居場所がありません。あてがわれたのはベランダ。もう夏なので外でも寒くありません。じーっと部屋の中をのぞいて一晩過ごしてみました。

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体力レベルががんがん落ちていっているので、おとなしくしてましょう。今日は目覚めたらお昼もとうにすぎた1時半。びっくりした。いたたまれない夜のせい~。

モネ見てピカソ見てダリ見てミロ見てその他数々のアートを見てインプットした結果が上の絵かよ、っていうつっこみはなしでよろしく。

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2009年6月29日 (月)

お抹茶

お抹茶

時差ぼけはもうないやと思っていたらまたもや2時に目が覚めてしまった。日中ずっと頭が眠気に襲われていた。同じくやっぱり時差ぼけだと4時起きしたエミコとともにこれから夜のドライブに出ます。無事目的地にたどり着かないとな。おばあちゃんにはおいしいご飯にあったかいお風呂に抹茶にお菓子にといろいろ提供していただき感謝感謝です。嵐のようだったはず。

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2009年6月28日 (日)

休日の正しい過ごし方観察

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昨日時差ぼけ解消に加え旅中にさらにひん曲がった肉体をちょっとでも正すため寝たきりを決め込んで、おばあちゃんちで一日中ゴロゴロしているところを女帝に襲われ一晩を共に過ごしてしまった(照)女帝はおばあちゃんのたてた高級抹茶もお手前(お点前、ではないらしい)のやり方レクチャーつきでおかわりしながら飲み干し、相変わらず誰のうちに来ても堂々としてます。

休日の正しい過ごし方観察

休日の正しい過ごし方観察

今日はハハが水中用のデジカメ&ハウジングをすぐにでもほしいと言うので秋葉原に行って在庫のあるものを買ってきた。その後ハハは仲御徒町に行きたいと言うので、付き合いきれない私は女帝にお守りしてもらって、二人でケーキをつつきながら人間観察をしていた。日曜日の秋葉原で繰り広げられるニッポンの正しい休日の過ごし方観察です。幼い子連れファミリーの家族団欒、まだ青くて固い、ぎこちないカップルのデート、幸せでのどかな風景です。今は週末に友達とつるむことのない女帝にもいつかチェック柄のシャツを着た青年と初々しいデートをした後、かわいい我が子に一杯400円のオレンジジュースを飲ませ旦那さんが休日サービスとばかりに我が子を抱っこ紐に抱えるのを目を細めて見る日が来るのでしょうか。…想像できないや。

沖縄は梅雨明けしたそうな。関東はしっとり濡れてます。

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2009年6月27日 (土)

アイリッシュサーモン

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ダブリン空港で買ってきたスモークサーモン。空港なので値段も高めだろうけど日本で売ってるものからすれば半額以下かと。

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運んでくる間に悪くなるのではと若干心配だったけれど、大丈夫でした。ヒースローではこの手の食材土産がほとんど見当たらなかっただけに躊躇しつつも買っといて良かった。アイルランドのオークのスモークサーモンはうまいのよ~。

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時差ぼけ

夜2時半起床。蒸し暑さに慣れません。雀がチュンチュンし始め、空が明るみ鳩がポッポ、眠りに戻れず仕舞い。

銀に会いたい。

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2009年6月26日 (金)

【DAY30:帰国、解散】

ただいま日本時間の夜9時近く。アイルランド時間で言えば午後1時。ダブリンを11時40分に発ってロンドンで6時間以上のトランジットタイムを過ごし、その後11時間半お空を飛んで不便極まりない成田から埼玉へと電車に揺られやってきました。徹夜してる状態なので当然眠い(>_<。) 妄想トラベラーはこれにて終了。すでに解散済みです。ブログの穴埋めはネットにつなげられたらおいおいやっていきましょう。各地でお世話になった皆様方、見知らぬ人も含め、いろいろありがとうございました。しばらく休息します。


ダブリンのホテルから空港まではタクシーで。BMI航空でヒースローに向かいます。

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お外は今日もいい天気。

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ヒースローではターミナル1から3に移動をする。

係員についていったら、いったんターミナル1を出て、車いす客用のバスに乗せられ、乗り継ぎしてるというよりはまるでいったんイギリスに入国しちゃってますけど?状態で3に入った。

なんだ・・これならジョーンに会えたじゃん・・って思ってしまった。

ヒースローでは6時間あまりkillしなくちゃいけません。エミコはタックスフリーの申請書を出す。暇なのでお店を見て回る。

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回転寿司チェーン、YO!SUSHIがあったので冷やかしがてら入る。

「初めて?」と聞かれたので「はい」といって、回転寿司の説明をしてもらう。「好きなお皿を取ってください。色によって値段が違います。」ふむふむ。

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一皿がめっちゃ高いので到底ここでおなかいっぱい食べる気にはなれません。貧弱なマグロの手巻きが一本500円以上。一番安いメカブのサラダなんかを食べてみる。味はOK。お味噌汁はダシがほとんどないと思われます。あくまでもミソスープ。

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長いトランジットタイムを終え、成田へ向けて飛び立った。

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2009年6月25日 (木)

【DAY29:アイルランド Dublin】

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レンタカーを返したのでもう足がありません。旅の最終地ダブリンにてのんびりお散歩。どうして・・ってくらい青空です。日焼けしました。

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グラフトンストリートとカレッジストリートの交差点にあるモーリー・マローンの銅像。昼は魚や貝を売る行商人として、夜は娼婦として17世紀に生きていた、といわれている美人さん。銅像は胴長だしあんまり美人でもなかったけど。モーリー・マローンの歌が銅像から流れてるのかと思ったけどそういうボタンはなかった。

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谷間にブンシンちゃん。

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ブンシンちゃんinバスケット。

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ビューリーズカフェでランチ。

1840年創業の老舗。ジェイムス・ジョイスやイェーツも通っていた有名どころ。(英米文学史をかじっただけしか知識がないので読んだことないけど・・。アイルランドって文豪がいっぱいいるんよね。。)

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紅茶はさすがにいい香り。パスタはチキンがどっさり入っていてボリューム満点。レモンケーキもさわやかでうまい。

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セント・スティーブンス・グリーン。市民憩いの場の公園。

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ダブリンの道はだいぶ歩きにくくてへとへとになった。夜は簡単にジャンクなものをテイクアウェイしてホテルで食べた。


さて、これにて欧州旅行は終了です。

今のところ無事。

明日午前中の便でダブリンからロンドンへ、そしてトランジット後、成田へ。長いなあ。

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【DAY28:Ireland Dublinへ】

ドネゴル(ブンドラン)から今度は一路ダブリンへ向けて200km以上のドライブ。途中北アイルランドを通りエニスキレンで休憩。近くの古いお城が風情ありました。空からどんどん雲が消えていく。

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B&B。

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ドネゴルからエニスキレンに向けてアーン湖沿いをひた走る。

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Tully Castleという標識を見て寄り道をしてみた。細い田舎道をいくと、駐車場があり、下車。1619年に建てられたという小さなお城があった。管理人のおじさんがオフィスで寝泊りしているっぽく、簡単な生活グッズもおいてあったのが妙に印象的。通勤するにはちょっと人里から離れてるもんね。こんないなかのお城にもちゃんと広いトイレがあってアイルランドのバリアフリーっぷりには脱帽です。

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スコットランド様式のお城らしい。

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寄り道を終えてエニスキレンへ。街に着くとそこそこ大きくてお城を目指してぐるぐる回ってしまった。駐車場を見つけて車を降りる。と、地図らしき紙切れを持ったおっちゃんが寄ってきて「ここがどこだか正確にわかるか?」ときいてくる。「わたしたちも来たばかりでよく分からないけど」といいつつ、持っていたガイドブックとおっちゃんの簡易地図を照らし合わせて謎解き。これがこうで、ここのラウンドアバウトを通ってきたから・・・とおっちゃんは記憶を辿って、なんとか分かった模様。ダブリンから子供をつれて日帰り旅行をしに来たというので、ダブリンからどのくらいかかったか聞いたら4時間と。先は長いなあ・・ホントはすぐにダブリンに向けて出ればいいのだけど、せっかくだからとエニスキレン城を見ていくことにした。おっちゃんは子供たちが乗ってる車に戻り去っていった。

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エニスキレン城。もうすぐ底をつきそうな、なけなしのポンドで入場料を支払った。15世紀に建てられた城で、建設当初から残っているのはなくて、Water Gateのみ1700年代のもの。遠くからお城を見てたときは大きそうだったけど、寄るとそうでもなく、展示室はすごく古い、いってみれば昭和時代にものをおいたっきり、っていう感じのものばかり。骨董っていう意味の古さじゃなくて、最初に並べたっきりあまり工夫してないのがばればれの内容。周囲の動物とか簡単な歴史の模型とか特産物とかがなんとなく展示されていた。博物館のほうも軍事博物館の簡易バージョンで、いまいち見るところはなく。ただ、一大観光地だけあって、入場料や何やらでお金が入るんだろうな、説明用のスクリーンが無駄に豪華で数が多い。タッチパネルで学習できちゃったり・・。

結論から言うとエニスキレン城は外から眺めるだけで十分です。

ダブリンに入る前にスーパーに寄りたかったので、エニスキレンにあったショッピングモールを目指し、またも街をぐるぐる。TESCOに入ったけど、いまいち品揃えが少なかったので道挟んで反対側に見えていたASDAにも行く。時間ないんだけど、ここで寄らないとあとはチャンスがない!!

ランチ用にコーニッシュパイやソーセージロールを買って、急げダブリンへ。まだ100キロ以上残ってます。

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ケルト十字。

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ハハも運転手となって走らせます。快晴過ぎて暑い暑い。運転手は腕にタオルかけてないとやけどします。

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ダブリン市内に近づくにつれて車の数が増えていく。

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ダブリン到着。暑い・・・。雨がそぼ降る街をイメージしていたのに突き抜けちゃってますよ、お空。

市内はやはり都会。渋滞でなかなか進めません。レンタカーの返却時間はオフィスが閉まるのと同時刻の18時。17時半になんとか宿泊先ホテルについて荷物を降ろし、そこからオフィスまではエミコがひとりで返しに行った。

ホテルからレンタカーやのオフィスまでは2キロくらい。ところが信号待ちでなかなか進めず着いたときには18時ぎりぎり。車をつけたときにはすでに閉まっていて、それでもめげずに声をかけたら帰り支度をしていたスタッフがいて、「返却!!」というと「え?」と。返却しに来る人がいるのも把握してなかった様子で、鍵とナビと用紙を受け取ると、スタッフは車のチェックは一切しないでさようなら。

まあ、そんなんだったよとエミコが語ってました。閉まったオフィスを見て、「え~どうしよ~」と悩まずに車を返せてよかった。

ホテルではチェックイン時にレセプションの人が「連れの方が到着したら部屋番号教えますね」といっていたのを信用していたら忘れられたらしく、ちょいとロビーでエミコを待たせてしまったが、まあ無事部屋にみんな入れて結果オーライ。

宿泊先は、Best Western Premier Academy Plaza Hotel。

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休憩した後、ダブリンの街を散歩してみた。

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メインストリートのオコンネル・ストリートをお散歩。リフィ川を渡る。

再開発後、パブが密集するようになったテンプルバーをいく。でもこの辺は道ががたがた道でとってもつらいし、一番の繁華街というのはつまり飲み屋通りなわけで、酔っ払いが苦手な私にとってはあんまり魅力的ではない。アイルランドに来たら大好きなアイリッシュ音楽に浸りたかったけど、生でフィドル演奏を聴くこともなく、アイリッシュダンスも夏場なら公演をよくやってるけど、まだ時期尚早で見られなかった。この辺ちょっとリサーチ不足だった。

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アイリッシュ音楽とは離れて、Jazz生演奏やってますっていうレストランに入った。前菜とメインディッシュのセットでそれぞれ数種類の中から選べます。

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ベイリーズ。

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アップルサイダースープ。ほんのり甘く酸味がきいている。

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スモークサーモン。

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タルトタタンならぬマッシュルームタタン。

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牛のソーセージのギネス煮込みとピザ。

ピザは食べきれずお持ち帰りにしてもらった。

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夏至の頃とあってダブリンの夕暮れは夜11時過ぎ。

都会に来ると田舎のほうではみなかったいろんな人種がいます。逆に言うとダブリン以外は生粋のアイルランド人率が高いんだなあ。移民率の高いロンドンとはちょっと色合いが違います。

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2009年6月23日 (火)

【DAY27:Ireland Sligo】

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Bundoranでの朝食はハーフポーションでいきます。

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午前中はB&Bから海へ歩いていけるというのでお散歩をした。立派なウォーキング用の道路が海沿いにあってお散歩している人たちが結構いた。アイルランド人は気さくな人が多く、よく話しかけてきてくれる。地元の人と何気ない会話ができるのはなかなかにすてきだ。

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サーフィンスポット。Bundoranにはサーフショップもあってショップツアーも行われていた。

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距離にして軽く5kmはいったような。

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6月は週末にしかやっていない遊園地に忍び込む。

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お散歩中につんだムラサキツメクサ。

テイクアウェイしてきたピタサンドをランチにした後、ドライブに出た。

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道端の八百屋さんからアイリッシュベリーを買う。

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キャロモア遺跡へ。丘に古墳が点在しているところで、ビジターセンターにいくと地図を貸してもらって自分たちで遺跡を探して歩くことができる。丘だし、芝生だし、とうていそこを行く気にはなれなかったんだけど、いざ行ってみたらちょっとがんばれば進めなくもなかったのでいける所まで行ってみることにした。

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こんなお墓があります。

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不思議なあたたかさに、外にいても全然冷えなくて、宝探ししているような遺跡探しがおもしろかった。

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キャロモア遺跡でストーンサークル見物。


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ギル湖。

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アイルランドの景色はとにかくダイナミック。スライゴー近くのドラムクリフの断崖も雄大でした。

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夕ご飯は適当に入ってみた、Yeats Tavern Restaurant。ドロヘダで入ったレストランよりもさらに大きな規模のレストラン。ファミレスチックかなあとあまり期待はしなかったけど、どっこいなかなかのものでした。

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アイルランドといえばカキ。スターターに半ダースをオーダー。かつて1度生で食べてその臭みに二度と口にしないと思っていたけど、つやつや光るその姿に「これはいけるかも」と思い、1つ口にした。

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あああ、甘い!!!これをみんなおいしいと言っていたのかと、やっとそのうまさを知ったよ。

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スモークサーモン。オークで燻製してあって香ばしい。

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アイリッシュシチューとシーフードグラタン。とろとろに煮込まれた羊、サイコー!

おなかいっぱいになってデザートにはいけませんでした。

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ドネゴルのB&Bに帰る途中、夕焼け時間となり、空が燃えた。

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ドネゴル湾に夕日が沈んでいきました。お城と海と真っ赤に輝く空。言葉を失う美しさでした。

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2009年6月22日 (月)

【DAY26:北アイルランド→ドネゴル】

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しょっぱいベーコンがおそろしくてこの日の朝食はベジタリアンメニュでいってみた。ポテトブレッドおいしい。

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北アイルランドからアイルランドのドネゴルへロングドライブ。途中のロンドンデリーで休憩。旧市街が壁に囲まれている街です。どんより暗くて寒いけど雨は降らず。ドネゴルのB&Bに予定通り、まるで計算したかのように申告しておいた5時ぴったりに到着。

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ロンドンデリー。アルスター州西部最大の街。City Wallsのなかをお散歩してみた。車で走ると数分で通り過ぎてしまうような小さなエリアです。

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壁には数ヶ所階段やスロープで上り下りできるところがあるのであがってみた。

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ショッピングモールのイートインでランチ。OxfordのPRIMARKは激混みだったけど、ロンドンデリーのは閑散としている。長袖のものが目に付く。3ポンドに値引きされていたポンチョを買う。これでさらにあったかくなった。

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ロンドンデリーから南下してアイルランドに再入国、ドネゴルへ。ちなみに北アイルランドとアイルランドをへだてる物理的な障壁は一切ないのでどっちの国を走っているかは標識がマイルかキロかで分かる程度。

制限時速100キロの道を100キロで走っても追い立てられる。高速道路でもないのに速すぎる・・・。

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BundoranにあるB&Bに到着。

休憩をした後、夕ご飯を食べに出た。アイルランドにきたらシーフードを食べたかったので、街中のホテルにあるホテルのレストランに行った。なんせ数百mのメインストリートが一本あるだけの小さな街。そんなに選べるわけではありません。まだ夏のハイシーズンでもなく、閉まっているお店も多い。

Allingham Arms Hotel

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クラムチャウダー、サーモンやエビの冷たいサラダ、鴨のオレンジソース、ムツの香草焼き。

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デザートはメレンゲ。

お会計は€81.50(11046円)でした。ホテルのダイナーでの夕食としてはこんなものかな。

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静かな田舎町の夜でした。

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2009年6月21日 (日)

【DAY25:Northern Ireland】

北アイルランドのGiants Causeway、Carric-a-Rede、Old Bushmills Distillery、Dunluce Castleとまわってきました。車に乗っているときに厚い雲が垂れ込めていても、目的地に着くと不思議と晴れてしまうので結局雨に濡れずに済んでしまった。地面はびしょびしょで水溜りだらけなのにね。特にGiants Causewayは雨に降られたくなかったので運がよかった。

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写真はGiants Causewayのもの。溶岩がきれいに六角柱を作り出していて、それが並んでいる景色は圧巻!!


B&Bでまずは朝ごはん。ドロヘダで食べたベーコンよりも北のものははるかにしょっぱい。

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B&Bは丘にあって牧場が周囲に広がっている。景色が広い。

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空はめまぐるしく土砂降りと晴れと曇りを繰り返している。

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まずはGiants Causewayへ。柱状節理は火山国である日本では珍しくない風景だけど、北アイルランドのそれもすごそうだったので長らく行ってみたいと思っていた。

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ナショナルトラスト管轄。

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↑センターから矢印の先まで歩いていくのもいいけど、バスも出ているのでそっちに乗ります。

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バスはノンステップ。

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見事な柱状節理!!一種ファンタジーさえ感じられる奇怪な景色。

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ブンシンちゃんon六角柱。

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しかし半端なく寒い!!身を切るような風に、粘膜をさらしていると痛くてしょうがないので完全防備。そんな中でも半そでの人たちっているんだよね・・・。

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散策もたっぷり楽しんで、再びバスでセンターへ。スープを飲んで体をあっためます。

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次は、Carric-a-Redeへ。軽くハイキングして吊り橋を渡るのだけど、私はパスなのでハハをここにおいて、エミコと近辺をドライブ。

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ハハはここを猛スピードで歩き、あとでそれを見ていた同じB&Bに泊まっていた人たちに「すっごい速さで行ったでしょ!!」といわれていた。

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次は、Old Bushmills Distillery。世界最古のウィスキー蒸留所。でも蒸留所案内ツアーは3分前に終了していて残念賞。フリードリンク券をくれたのでパブに行った。

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運転手用に薄めた甘いホットウィスキー。(いいの??)

樽のにおいがするんだね。

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ラストはDunluce Castle。

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海に突き出す断崖の上に1200年台からある今や廃墟となったお城。

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ここで結婚式の写真を撮っている一団がいました。

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眼下は荒々しい海。どうしてこんなところにわざわざと思うけど難攻不落ではあるわな。

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Whiterocks Beach。サーフィンしてるよ・・・・。寒冷地仕様の体なのか??

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ブッシュミルズの街中でレストランを探したけど入ろうとしたところは満杯で入れず、手軽にFish&Chipsで済ませた。チップスが大量すぎた。

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2009年6月20日 (土)

【DAY24:Ireland 北アイルランドへ迷いに迷って到着】

はじめに謝辞を述べておきます。道に迷ってしまって困った挙句、商店で道を聞いたら「ついてきて」と長いこと車を走らせて案内してくれたおばさま、ありがとうございました。

モーターウェイを順調にベルファストに向けて走っていたら、途中でいきなりバリケードがされていて通行不能に。側道を走って再びモーターウェイに乗ろうとしたらそれもまだ封鎖。迂回方法はまったくなくて、ナビも示すのはモーターウェイのみ。田舎道ですっかり途方にくれて助けを求めたら、案内してもらえたのです。ついていった道は絶対に説明不可能。「この先行けば1マイルもしないうちにベルファスト行きのサインが見えるわよ」という言葉通り、ちゃんとサインがありました。無事に北アイルランド入りし、ブッシュミルズまで来れました。どーっと疲れたけど、助けてもらえてよかったー!

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↑このサイン見てほっとしました。


B&Bで朝ごはん。

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北アイルランドまで長距離移動が待っているけど、その前にドロヘダ近辺の見所を押さえましょう。聖ピーター・アイルランド教会にまずは行ってみる。

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今にも降ってきそうな曇天。寒い!!

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お墓にいると余計寒い!

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ミイラのレリーフ。あばら骨が多い。

思った以上に気温が低いのでドロヘダにあるM&Sでハイソックスを購入。ついでにお昼ご飯も買っておく。

モナスターズボイスを目指すが・・・いくら走っても見つからない。道しるべがなさすぎるのだ。一度標識を見つけたけど、それでもたどり着けず、結局あきらめて、ニューグレンジのビジターセンターに方針変更。ところがこれがまたえらく遠い。やっとのことで遠目から遺跡が見えたあともセンターまでが遠い。

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とにかく到着。

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センターの外でボイン川の脇で買っておいたランチを片付ける。雨が落ちてこなかったのが奇跡的な空のもと。

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遺跡の渦巻模様。レプリカかな。

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石積みのおわんを伏せたような形の古墳。

2時過ぎ、センターを出て一路ベルファストを経て北アイルランドはブッシュミルズまで直線距離にして170kmの移動。B&Bのオーナーに聞けば半日はかかるという距離。

くねくねとした田舎道も走ったので実際、すごく遠かった。

冒頭にあるように迷子にもなったしね。

ブッシュミルズのB&Bには夕方5時着と予定してあったけどその時間につくのは不可能だったので、スーパーに寄って休憩をとり、ついでに電話をして遅れると伝えた。

そして2時間あまりたって、無事B&Bに到着。サブイ!!!部屋はセントラルヒーティングがこの季節でも使われていて、そのぬくもりでも足りないくらいでペットボトルにお湯を入れて体を解凍した。

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2009年6月19日 (金)

妖精の国アイルランドへ

昨日マドリッドの喧騒から離れ、ダブリンへと飛んできました。お一人様30ユーロ(150円換算で4500円っすよ!)という格安航空Ryanairで無事に来れました。ダブリン空港で前もって予約していたレンタカーに乗って、エミコが緊張しまくりながら車を30分ほど走らせ、ダブリンから北にあるドロヘダという町にやってきました。田舎町です。
そしてドロヘダにあるB&Bに到着、大きなレストラン兼パブでおいしいアイリッシュディナーを楽しみました。

B&Bで無線LANが使えるのだけどお部屋がルーターからちょい遠くてシグナルが弱い。写真アップしたかったけどまたチャンスうかがいます。

アイルランドは寒い!!!!!晴れと雨が15分おきにやってきてめまぐるしい!!!

アイリッシュブレックファーストも終えたので次の目的地北アイルランドに向かいます。

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【DAY23:Madrid→Ireland】

ロンドンから始まりマドリッドまで来た電車の旅はここにて終わり、マドリッドからは一気にダブリンまで飛びます。欧州旅行を考え始めたときに、アイルランドには行きたい、でも道のりを考えると大陸から離れてしまって行きづらい、一瞬やめようかなと思ったこともあったけど、都合のいいことにアイルランドに本社があるライアンエアーがうまいことつないでいるのがわかって、これを使うことにした。バルセロナからダブリンだと格安航空ならではで夜の遅い時間でしか飛んでいない。それもバルセロナの空港ではなくジローナの方でちょっと遠い。でもマドリッドからならばバラハス空港を使うし時間も人間的な時間。来るつもりはなかったマドリッドにはこうして縁ができたのだった。

アパートのテーブルに鍵を置いてチェックアウト。タクシーを頼んでいたのだけど、どうやらタクシー会社に忘れられた模様で待てども来やしない。流しのタクシーを拾って空港へ向かった。所要時間30分。東京都心から成田に行くのとは大違いだ。

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さて、10:10発のダブリン行きに無事に乗り込めるでしょうか。

格安っぷりを見てください!

運賃3名分
Madrid (MAD) to Dublin (DUB):15.00 EUR
Fees, Services and Travel Insurance
3 x (Airport Check in) :30.00 EUR
3 x (Pax carrying 1 Checked in Bag) :30.00 EUR
Handling Fee:5.00 EUR
Handling Fee:5.00 EUR
Handling Fee:5.00 EUR
Total Payment Amount Including handling fee
90.00 EUR

運賃がひとり5ユーロですよ・・・。これに預け荷物を3個つけてエアポートチェックインにして3人でトータルで90ユーロ。

本当にこんなんで乗れるのかなと心配でした。車いす客は1機4名まで。車いすは預け荷物にはカウントされず無料で乗せてもらえます。座席指定はお金払って優先搭乗にすれば好きなところにいけるというくらいで特にできません。だから搭乗ゲートではみんないすに座らずずらっと立って並んで早い者勝ちに備える仕組み。

空港にはスムーズに着き、ライアンエアーのカウンターを探してずーっと歩き端っこも端っこだったからようやく到着。チェックインカウンターの係員のおにいちゃんはほがらかな感じで大きな問題もなくチェックインできた。

搭乗ゲート前にずらりと並ぶ乗客。飛行機に乗る場合たいてい私は優先案内で先に乗り込むのだけど、このときはラスト。席って早い者勝ち、3席並びで取れるんだろうかと心配になる。しかもいったんOKといわれて乗り込もうとしたらだめといわれ、誰もいない待合室に取り残される。時間も出発時刻過ぎてるし・・・。

チェックイン済みだから大丈夫だと思っても、おいていかれるんじゃないかと本気で思いました。。

ようやっと機内へ。おおお、ちゃんと前方に3席並びで空けてある!!清掃はおざなりなのでひじかけの間にガムが挟まってたりするけど、しょうもなく汚いわけではなく、座席もほどよい硬さ。機内サービスはドリンク含めて全て有料だけど別段ぼったくりでもなくごく普通。車か現金が当たる宝くじも売っていたのでやってみたけどハズレだった。乗務員はいろいろセールスのアナウンスをして忙しげだけど、陽気でいい感じでした。

空いてた座席に横になってダブリンまで寝ていった。エアコンきつかった。ダブリンの寒さを予感させた。

ダブリン11:40着。時差、1時間。

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ゲール語!!

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税関を通ってアイルランド入国。空港でまずは両替をし、北アイルランド行きに備えてポンドを手にし、ユーロも少し追加。次に、レンタカーを配車してもらいます。バジェットレンタカーにあらかじめ予約を入れてあったので掘っ立て小屋のようなオフィスで手続きをする。マドリッドの暑さは当然なく、きりっと冷える!小屋の外で待っていた私は同じく外で待っていたカナダ人のおばちゃんとおしゃべり。おばちゃん、すごい勢いで語ってくれて、どうやらカナダからの長旅で寝不足によるハイテンション状態の様子。だんなさんの妹がガンで子供が一人しかもてなかったのよという、なんだか個人的な話まで聞かされたところで、うちの車の契約ができたので車に向かった。
ネットで予約したときには車種はマツダか同等、とあったけど、実際はヒュンダイ。

最初から傷もいっぱいあったので念のためそういうのを写真に撮っておいた。

乗り心地は全然よくない。それでもこれに5日間お世話になるので文句は言えません。そもそもオートマを頼んだ時点で選択の余地はないのです。

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運転手は、エミコ。

空港で買ったおいしくないランチをとりあえず車内で食べておなかを満たしてから出発。向かうはダブリン空港から北へおよそ30キロのところにあるドロヘダ。初日は運転に慣らすことが目的なので大きくは動きません。

ナビをセットし、でもナビはちょい無視して、標識を頼りにB&Bに指示されたとおりに走った。エミコはラウンドアバウトをきゃーー!と言いながらこつをつかんでいく。高速を走り、Exit #10でおりて、ラウンドアバウトを3つ過ぎてドロヘダの街に入りB&B無事到着!
天気よし!

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部屋はオーナーが2つ用意してくれていたけど、見たら1部屋で十分広いので1部屋にしてもらい、昼寝!

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さて夕ご飯はどうしようかとオーナーに聞くと街外れにあるBlack Bull's Innを薦められたので、素直にそこに行ってみた。

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なんだか大きそうなレストランだ。観光客向けかなあと思ったけど中は地元っぽいおじちゃんおばちゃんでいっぱい。大賑わい。

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アイリッシュビーフのステーキ、いっちゃいましょう。ここでアイルランドの牛がおいしいことに気づきます。

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↑手前:アイルランド名物ポテトスキン。右奥はナスとチーズのグリル。

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デザートはアップルパイ。

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苦しいおなかを抱えて、ドロヘダの街を軽くドライブ。ボイン川に沿って広がる街並は古い歴史を感じさせてくれる。

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聖ピーター・ローマカトリック教会。

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聖ローレンス門。

英語圏に来たのと、アイルランドが静かで治安もよさげなのとで、ほっとした。

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2009年6月18日 (木)

al destino proximo

明日マドリッドを出て最後の妄想訪問地アイルランドへ向かいます。ライアンエアーのHPを見てみたら規約が変わっていてびっくりしたけど、多分予約時に申し込んだもので大丈夫だろうと信じていきます。だってプリンターないもーん。ネットにつながらなかったら知らなかったことだもーん。ずっと電車で移動してきたので、飛行機となると荷物の重さ制限に合わせるのが面倒だ。飛行場は駅みたく近くもないしねえ。

マドリッドで借りたアパートはにぎやかな通りに面していて、酔っ払った人たちの大声トークや笑い声、歌がよく聞こえます。今も大声で歌ってる声が聞こえてます。昨日も今日もお誕生日おめでとうと歌ってくれてるのでわたしのために歌ってくれてるのねと解釈してます。

ここの暑さは強烈だったけど、明日からは最高気温が17度くらいと一気に15度くらい下がるので風邪引かないといいなあ。

ここまで3人でしょっちゅう喧嘩しつつなんとかやってこれました。もちろん今日もやいのやいの喧嘩しまくりです。

そして旅開始からおよそ3週間がたち、エミコの腕に見事な力こぶができてきました。

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【DAY22:Madrid マヨール広場】

マドリッドにある美術館といえば、プラド美術館。余裕があればゴヤ作品を見に行きたかったけど疲れていたのでやめにしておいた。ハハとエミコでお出かけ。

夕方、マドリッド最終日をこのままアパートにいるのも悪くはないなと思っていたけど、せめてプエルタ・デル・ソルとマヨール広場くらいは徒歩圏内なんだからいっといてもいいかと思い直して出かけた。

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焼け焦げる暑さ。

人も多くてごちゃごちゃしていて治安がいい感じもしなくてなんだか疲れる。

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ソルは工事中とあって息ができないくらいすさまじい埃。↑はスミレのキャンディ屋さん。

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分かるかな、プエルタデルソルに向かって空気が白くかすんでいるのを。文字通り、埃。ひどかった・・・。

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マヨール広場。

長方形の広場を重厚な建物が取り囲んでいる。

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あまりに暑くて、ジュースをとレストランに入る。チュロスもそういえばまだちゃんと食べてないなと思い、窓にチュロスと張ってあるところに入ったら、「ない」とさ。

「なに??なんで???」と聞けば「今日は暑くて売り切れたんだ」とおっしゃる。

「ジュースが???」

「チュロスが」

"Por que???"

"Por que hace mucho calor hoy..."

分かりません。揚げ物がどうして暑いから売り切れるのか・・・。ジュースを1杯だけ頼んで飲んであからさまに「そんだけしか頼まないのかよ!!」という冷たい視線をモロ浴びながら堂々と出てきました。だって、態度悪いんだもん。暇だからって店員がタバコ吸ってるのもいやだったんだもん。

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とにかくこの広場周辺にはたくさんレストランがあったけど、あまりにも空気が汚すぎて食べる気になれず、アパート近くに戻ってきた。

そして初日の晩においしいチキンを出してくれたところに行ってそこで夕飯をすることにした。テイクアウェイもできたけど、気が変わってお店で食事。

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シードラとメニューにあったのでシードルのことかと思い、店員に尋ねると、zumo de manzanaとこたえた。りんごジュースですか・・・。一人1杯オーダー。

お酒じゃん。

ハハ撃沈。エミコ酔っ払う。私まっかっか。

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マドリッドで食べたかったアルボンディガス。肉団子。

あとはアリオリ(マヨネーズ+ニンニクペースト)ポテト、ピメントの詰め物。

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アパートはレストランのすぐ近く、思いっきり酔っ払っても大丈夫なのがよかった。

夕焼けがきれいだったな。

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2009年6月17日 (水)

【DAY21:Madrid 古都トレド遠征】

マドリッドから南に70kmほど離れた街、古都トレドに小さな旅をしてきました。

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小雨降るマドリッドを離れAvantに乗って30分の旅。アトーチャ駅まで地下鉄で向かう。前日にも使った路線だから最初に乗る駅にはもうエレベーターないってのも重々承知で、時間に余裕を持って出発。無駄に時間を食ってようやく手にしたチケットを握り締めて電車に乗り込んだ。もちろんチケット売り場であれだけ手助けはいりませんって言っただけあって乗り込むときにもなんのサービスもなかった。

車窓の景色から建物が消えて、広々としたオリーブ畑が流れていった。

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トレド駅に到着。どんよりと曇ってはいるけれどとりあえず雨は降っていない。前夜の予習では駅からトレドの街までは直線距離にして1キロくらいだったから、歩いていけるだろうと思い、駅前から出ていたバスには乗らず、タホ川を渡ってソコドベル広場に向かうことにした。

雨がぱらり。あれ、バスに乗ればよかったか・・・。


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タホ川を渡る。平和な眺めだった。

街に少し近づくと、あれ、めっちゃ急勾配・・・。やばい。

やっぱりバスが正解だったんだと思うが後の祭り。ふもとのカフェで一日過ごす案が浮上する。

とそこにバス乗り場があった。ソコドベルに行くか聞いたら行く!と。助かった~とローカルバスに乗り込む。自然の山を利用した要塞都市だっただけに傾斜が半端ないので、バスの中でもあれ~と体が傾いて必死でつかまる。バスは狭い通りを器用に通って、広場に到着。

トレドはとりあえず遠景だけでも楽しめればいいというスタンスで来たので、がたがたで坂道ばかりの街中はあまり移動する気はなく。まずは広場のベンチで昼寝!!幸い雨は降りそうで降らず、つまり暑くもなくて、空を眺めているのがちょうどいい。

しばらく休んでから、美術館に入ることにした。エルグレコの描いた作品がおいてあり、かつ無料、トイレもあるだろうということで。

ところがこの美術館が見つからない。トレドの駅で観光客用の地図を買ったんだけどイラストはすばらしいんだけど、いまいち実用性に欠けていたのだ。ちゃんとしたガイドブックもなかったので、しばし美術館さがしでうろうろしてしまった。うろうろしてると、すばらしい景色が目に飛び込んでくる。

美術館は実は広場からそう遠くなく、うろうろする必要はなかったのだけど、まあ景色がいいのでOK。

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El Greco、後世に残った名前が通称名の「ギリシャ人」って、本人はそれでいいんだろうか。展示作品の説明が気はスペイン語だけなのがつらい。宗教画なんてぜんぜんわからないのに・・・。

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美術館の次はカテドラルにいってみた。最初に入った入り口はどうやら本来の参拝者向け用だったらしく、入った先が柵で囲まれていてそれ以上行かれなかった。無料で入れる部分はその小さなスペースのみ。もっと見たいと思うとちゃんと入場料を払って別のところから行かないとだめだった。がたがた道を巨大な聖堂をぐるりと回って進んで、ようやく到着。

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カテドラルはとにもかくにも重厚で巨大でこれまで千年以上の間にいったい何人の人間がここにかかわってきているのだろうと思うとが気が遠くなった。聖堂内は撮影禁止。もし何か撮影したらこの世のものではないものが写りそうです。

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お昼ごはんは適当にレストランに入る。内陸にあってかつ山(丘だけど)の上にある街でなぜかシーフードをメインにしてる店に入ってしまった。セットのメニューが外に書いてあって値段も普通な感じだったし、なにより坂道を行きつ戻りつするエネルギーがなかった。

セットを2つ頼む。前菜とメインが数種類の中から選べる。カスティージャ地方のスープとタラ、前菜もうひとつなんだっけ・・・と子豚の丸焼き。スープは塩気が強く豆とか野菜がごったり。どこか懐かしい、どっかで食べたことのある味。子豚の丸焼きはセゴビア名物。メニューには単に焼き豚としか書いていなかったけど、きっと子豚が出てくると思って頼んでみたらビンゴ。足とでん部がこんがり焼かれて出てきました。小さな小さなしっぽつき。生後3週間くらいなのかなあ・・・まだ脂肪なんてなくて臭みもなくて、確かにいい味だったけど、切なくて写真に撮れなかったです。

満腹になって外に出ると晴れ間がでている。とたんに暑くなる。

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サント・トメ教会へ。教会内部へはハハだけがはいり、私は外のベンチでお昼寝2。近くにエルグレコの家もあったのでエミコが見に行くけど改修中で入れず。

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サント・トメ教会近くには象眼細工を扱ったお土産やさんがいくつかあったので、シエスタが終わって午後の開店をしたところに入ってみた。ピアスを購入。

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さて、そろそろ夕方の電車に乗るために、まずは広場に戻らないと・・・だけど、そこまで坂道を行くのもきついよなあと前途にため息をついていたら、1台のタクシーが通りかかった。一般のタクシーではなくて車いすが積み込めるそれ専用の車だ。タクシーを止めてみる。駅までいけるかと聞けば、行ってくれると。運転手は「呼んだ?」と聞くので「違う。偶然。」

そんなわけで広場に戻ることもなく、その場でタクシーに乗れて、しかもその分時間に余裕もできたので「パノラマで景色を見たい」と伝え、トレドの街を見渡せるところに連れて行ってもらうことにした。

運転手さんはとっても丁寧に建物を説明してくれる。ローマ時代の橋も残っている古い古い街。遠くから見ると、川から丘の上まで要塞をめぐらせ、これなら確かに「守られている」という感覚になるだろうねえ。カテドラルや軍隊博物館がどーんと居座っていて、遠くからでも存在感たっぷり。

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いいポイントではタクシーから降りて写真撮影。お見事な景色を堪能して、トレド駅に向かった。

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駅でアイスクリーム休憩。スペインのアイスはおいしくない。ヤシ油の味。

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駅は古都の入り口を意識してきれいなステンドグラスが楽しめます。

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晩ご飯はアパートでパスタ。イベリコハムがほんとうまい!!!

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2009年6月16日 (火)

【DAY20:Madrid ゲルニカ】

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マドリッドに来たからには外せないもの、それがソフィア王妃美術館にあるピカソの作品、ゲルニカ。

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キュビズムで描かれた絵は見ていると視点がどんどん移動させられていく。戦争に憤ってピカソが描いたとされる作品はのたうちまわる人間や馬が画面から飛び出てくるようでした。

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マドリッドはバルセロナからすると、交通機関がものすごく使いにくい。バルセロナならば地下鉄のサイトを見ればどこにエレベーターがあるかもすぐに分かるけれどマドリッドのは情報がほとんどない。サーチしてても埒が明かないので行くっきゃないと素直に最寄の駅から出かけてみたけど、おんぶしまくりでした。


ところで。

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ソフィアに行く前に、明日トレドに行こうと思っているので、アトーチャ駅に寄ってチケットを買いに行ったはいいんだけど、これがトラップでした。

時刻と乗りたいAVEをネットでチェックしてから出かけて、「中距離」とあるカウンターに並ぶこと小一時間。やっとこさ順番が来たので、カウンターのおっちゃんに「英語でいい?」と聞き、「大丈夫」というので「トレド行き、往復、○時、3名」と紙を見せながら伝えた。値段はネットで見たとおりだったので、合ってるなと思い買おうとした。ここまで順調。英語はこの段階でひとこともいってくれなかったけど。

さて、おっちゃん、ここで聞いてきました。

「1つは車いす席だ。乗り降りの際の助けと、車いす席申請には名前と電話番号がいる。nombre y telefono.」というので、名前と電話番号を書いた。

PCに入力するおっちゃん。手が止まる。なにかじっと読んでいる。

しばらくして、「電話番号が違う。入力できない。ケタがあわないんだ」というので、「携帯だし国番号つけるから長い」といってみるが・・・「他にないか」と聞く。「ない。no tengo otro.」といって、諦めてもらうか紙にでもメモってもらおうとしたんだけどあくまでも入力にこだわる。

何度もはじめから入力している。

ムリだってば・・・・。

そのうち、渡した電話番号を一桁ずつ指して、uno, dos, tres, cuatro・・・とやりはじめ、「桁があわない」という。「それはもう分かった。lo se, entiendo, mañana no nesecito ayuda cuando subir. solamente billetes, por favor. 明日助けは要らないからチケットだけください」というと「silla de ruedasには名前と番号がいる」との繰り返し。

またもやPCとにらめっこ。

数分経過。「聞いて!escuchame!えすくーちゃめーーー」と言えば「まあ、待て」。

エミコ、キレる。でもね、英語でわめいても馬耳東風よ。やめとき、となだめる。

同僚を呼んでいるけど、同僚にもバカにされているおっちゃん。こづかれてるし・・・。

結局、電話番号を一桁減らして「だめだ、合わない」といわれてはまた減らし、誰がどう見ても通じるはずのない、意味のない番号で落ち着いたのだった。

チケット買うのにこのやり取りだけで小一時間かかった。

天下のスペインの首都マドリッド、その主要駅でこの様ってなんなんだー。外国人たくさん来るんだから英語話す人おいとけー。

アトーチャで時間かかりすぎて、ゲルニカ見たあとはエネルギー消耗してどこにも寄らずに帰った。そもそも痛みを感じる強い日差しと乾燥で外なんて歩いていられません。夜は気を取り直して外出。中華やさんに入って酢豚や麻婆豆腐、ワンタンスープ、チャーハンを食べた。3人で2500円くらいだった。

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2009年6月15日 (月)

ahora en Madrid

昨日マドリッド入りしました。

マドリッドは、あまり時間をとってなくて中継地点って感じだけど、美術館に行こうかなと思ってます。

いや~いろいろここまでありました。

とりあえず、まあ、無事。

マドリッドのアパートでやっとネットが使えるので生き返った気分!!!

誰かメールちょうだいね。

次のアイルランドに入ったら点々とするのでそれこそネットは不可になるので。

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【DAY19:BCN→Madrid】

バルセロナからマドリッドへ移動します。

アパートの管理人に部屋をチェックしてもらいデポジットの200ユーロをまるまる返却してもらった。管理人さん、チェックイン時にぎっくり腰で辛そうだったのも数日でだいぶ回復していた。

東京・大阪間を移動するのと同じような距離。今回の旅ではできる限り飛行機は使わないでいくので、シャトル便なら50分でいけるところを、新幹線AVEで3時間くらいかけていくことにします。空港の移動時間や待ち時間を考えると電車の方が早くて荷物の重さも制限がゆるい分、気が楽。チケットはあらかじめRENFEのサイトで買ってプリントアウトしてあったのでそれを握り締めてサンツ駅に向かった。

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駅で時間があったからとカフェに入ったハハをとめ、サンドイッチ買っていこうよーと方針転向させて早めにチェックイン。これが正解。乗り込むときに別に助けはいらないからいいやと思っていたけど、そうは行かず呼び止められて「予約時に申請してないの?このサービスは別会社だから誰かひとりオフィスに来て」と言われエミコ出動。ユーロスターみたくネットで申請できればやるけどさ・・。

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結果、立派なramp(スペインじゃrampa)を出してもらいました。

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AVE車内は広々で、ゴージャス。

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トイレも広い。

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3時間の旅はさすがに長かったけど、快適でした。とんがりコーン↑

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マドリッドのアトーチャ駅に到着!

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駅構内にいきなり「顔」。

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でかい顔だ。

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タクシーでアパートのオフィスへ。「電車到着時刻と5時に着く予定だ」とマドリッドに来る直前に2回確認メールを送っていたけど、予約時の6時のままになっていて、誰もいない。日曜なので常駐ではなかったらしく、でも呼び出したらすぐに来てくれて無事にチェックイン。

荷物を置いて、周囲を探索。一見するとパリに戻ったようなおしゃれさのある都会なのに、どこか汚い・・・。ブランドショップもあるストリートなのに見事に落書きに埋め尽くされている。バルセロナよりも落書きが多いくらいだ。マンガ好きが多そうな絵です。

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ぐるりと周囲を一周し、日曜でどこもあいてないので、個人商店で水を買い、"pollo asado para llevar"の張り紙が目に付いたレストランに入り、鶏の丸焼きを買って帰った。芋は少しっていったけど、少しが大量だ。

この鶏の丸焼き、絶品でした。マドリッド初日のディナーは1000円で大満足。

そしてカタルーニャ語に撃沈していたバルセロナと違い、ほーーんのちょっぴりかじったスペイン語がやっと生きはじめてほっとした。

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2009年6月14日 (日)

【DAY18:BCN カサ・バトリョとピカソ美術館】

今日は、一週間前にパリで付き合ってくれたRが今度はバルセロナに来るので、まずは待ち合わせからスタートです。アパートにネットがなく、パリを離れたときに具体的にどこで何時にと決めていたわけではないので、ネットカフェに行って幾度かやり取りをするはめに。アパート設備にはネット完備とあっただけに、これは少々いたかった。午前10時、サンツ駅でRとRの同僚と待ち合わせ・・・ということにしていたけれど、当日の朝にSMSで「エスパーニャ駅を電車が通る!そこで降りてもいい?」とあり、広場で無事にRたちを拾うことができた。エミコはお金を下ろすためにすでにサンツに行っていたのでハハが呼び戻しに行き、10時半すぎにはみんな揃った。

Rと同僚の若造くんでベルギー人のYと今日はどこ行こうかと話し、Yくんはバーガーキングに行ければ満足ということであとは文句言わずついてくるってことで、Rや私たちがまだ行っていなかったカサ・バトリョに行くことにした。

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昨日と同じコースを行く。バスに乗って、暑くて思わず「髪の毛まとめたいわー」と言ったらRがすかさず「私も。結ばないとやってられないよね。」と返してきたからびびった。「ちょっとー、いつの間に日本語分かるようになった??」「なんかね、分かっちゃうよ」と。もうそろそろ私はへたくそ英語をしゃべる必要がなくなりそうだ。

で、棘の家。

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日陰にいないと焦げ死ぬ。

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カサ・ミラ。

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カサ・バトリョ到着。ここもガウディの作品です。中に入るのに随分長い列ができていて迷ったけど、Yをバーガーキングに行ってこいと送り出し、私たちは待って入ることにした。

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暑いのでアイス必須。

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オーディオガイドを聞きながら中を見学。このガイド、日本語のにしたんだけど、すごくスローテンポで進みが遅い。倍のスピードで聞きたいくらい。そして情報の半分が推測と答えのないクイズ。途中で飽きて聞くのをやめてしまった。

カサ・バトリョ、外部から見るとそんなに広そうではないけど、入ってみるとどこにそんな空間がと驚くくらい開放感がある。曲線ベースのデザインと鮮やかで涼しげなステンドグラス、タイルがおしゃれ。手すりやドアノブなどもすべてきっちりデザインされている。

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吹き抜け部分。風が流れる構造。このタイルは一見すると同じ青に見えるけど、空に近づくほど濃くなっていっている。

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テラス。

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上部の青が濃いタイル。

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vault。

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屋上。

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ニンニクみたい。

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カサ・バトリョは骨の家とかあくびの家とも呼ばれる。

Yくんを呼び戻し、バーガーキングはどうだった?と聞けば、以前食べたほどうまくはなかったらしく、ちょっとがっかりしていた。(ベルギーにバーガーキングはないそうな。)

旧市街へ散策。

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タパス屋で軽くランチ。おもいっきり観光客向けでぼったくりでした。。選ぶ時間がなかった。

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オリーブはおいしかったけどね。

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タパスに期待していいのはアンダルシアなんだろうなあ。バルセロナのはいまいちだ。

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光と影が織り成す小路。

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ピカソ美術館に入る。前に来たことのあるRとこういうもんにはまだ興味のないYくんは別行動。この美術館はピカソが写実的な絵を描いていた頃の作品がたくさんあって、幼少期、青の時代、赤の時代、キュビズムといく過程が見えておもしろい。長生きしたとはいえ、一体どんだけの作品を生み出したんだか・・・。

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再びRとYくんと落ち合い、カタルーニャ名物のクレーム・カタランを食べに行く。サグラダファミリアを見たあとに入ったレストランでこれをオーダーするか迷いに迷ってお腹と相談してやめていたので、再度チャンスが来てよかった。

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クレームブリュレよりはあっさり。

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バスにてアパートへ。偏平足Yくん、疲れたーとすぐ座る。

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アパートに戻り、RとYくんは飛行機に乗るのに足が臭いのはまずいと水浴び。

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pm8時。エスパーニャ広場から空港行きのバスが5分おきにでているので、それに乗るふたりをお見送り。アテネに行くそうな。

ベルギー式にほっぺにちゅってする挨拶でスタートし、終わった一日でした。

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2009年6月13日 (土)

【DAY17:BCN カサ・ミラ】

バルセロナ名物のモデルニスモ建築物巡り。通称棘の家“Casa de les Punxes (House of Spikes)” とカサ・ミラ“Casa Milà”の2点。

棘の家はPuig i Cadalfachによる集合住宅で、中に入ることはできないので、外側から眺めるだけ。

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カサ・ミラはモデルニスモ建築の巨匠、ガウディの作品でここは公開されていて、屋上や住居部分の一部を見ることができます。

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すべて曲線でできていて不思議ななめらかさが目を引く。エントランスから床もスロープになっていてどこもかしこもゆらめいている。

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中側は吹き抜けになっている。

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まずはエレベーターで屋上に上がる。いい天気です。焦げます。

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サグラダファミリアを望む。

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煙突もここでは不思議なオブジェクトになっている。近未来ワールドにきたような。

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ダースベーダー?

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屋上から一階下がった階は、ガウディの建築に特徴的なアーチ(カテナリー・アーチ)状の天井兼柱vault、が連なっている。

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住居部分。

廊下や柱もすべて隙なくデザインされていて、見ごたえたっぷりでした。

カサ・ミラを後にしてグエル邸の方へ。エミコが買い物をしたはいいがタックスフリーにするためにはパスポートがいるのでいったんアパートに戻っていった。その間私はハハとレイアール広場を探索。

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ガウディ作ランプ。

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用事も済んだので海側に出てトイレ休憩。pm8時。お腹すいたねと・・・高いとは分かっていたけどホットドッグをつまむ。このあと1時間ほど延々と歩いた。フニクラの駅に向かって。どう見てももう運行していないのにエミコが行くーと言うのでつきあってみた。駅の足元に行って「やってません」と言われしょげた。

だいぶ疲れていてレストランに入る気力もなかったけど、ここで入っておかないとアパートにパンがあるわけでもないので適当な、でも下手するとえっらい高い料理になるのでさらっとメニューをチェックしながら「エビの王様」と書いてあるところに入った。意識半分遠のいていたけど、バルセロナ滞在中バルセロネッタに来たらシーフードレストランに入らなきゃと思っていたので、どうやらそれに当てはまっていたらしい。バルセロネッタにいるという認識は薄かったけど。もうちょっと元気だったらたっぷり食べられたのになあ。体も冷えていたので、ホントは外で食べたらよかったのだろうけど、中を選んで。

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メニュー説明を聞いて、エミコチョイスでショートパスタのパエリャとシーバスのグリルをオーダーしてシェア。「エビの王様」なのにエビ食べはぐってる・・・。

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グラグラと世界が揺れて心臓がバクバクいっていたけれど、横になるという誘惑には勝って食べ終えた。

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バスを探すにもバルセロネッタからは何番に乗るべきかマップを持っていなかったので分からず、タクシーで帰ることにした。

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せっかくタクシーに乗ったのならと、直帰せずに、夜景を見ることにしてモンジュイックの丘に車を回してもらった。エスパーニャ広場近くの噴水ショーの中を抜け、「これがバルセロナオリンピックのときのプールだよ」とか「スペイン村だよ(東武ワールドスクエアみたいなやつ)」とかドライバーに案内されながら丘の上へ。「どこがサグラダファミリア??」「○×△☆※」「分からん・・」「○×△☆※」「緑の光の近く??」「○×△☆※」「あーー!分かった」ととりあえずライトアップされていて意外に大きいがゆえに見過ごしていたサグラダファミリアを見つけて満足。

本日ハハの万歩計は17kmを記録していました。

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2009年6月12日 (金)

【DAY16:BCN フィゲーラス遠征、ダリ美術館】

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カタルーニャエクスプレスに乗って今日はフィゲーラスまで遠出です。片道およそ2時間かかるので早めに動こうと前日に時刻表をあらかじめ駅でもらっておいて、9時47分発のにしようと決め、チケットは当日のみの販売なので9時すぎに買って準備万端。んが、電光掲示板には該当の電車がなく、インフォメーションで聞けば今日はその時刻のものはないといわれた。駅構内のお店をぶらついたあと、30分後の10時17分発の電車に乗り込んだ。メトロと違って地上を走る電車はホームから電車へが3段分高くなっていて乗り込むのが面倒くさい。大きな荷物を持ってる人も多いのでみんなよっこらしょと持ち上げてます。車窓の風景は一度寝台列車から見てるのと同じもの。BCN郊外は工場が多くそれをすぎると小麦畑や林が広がります。フランスが田舎の町もこぎれいで整っているのに比べスペインはどこもなんとなくだけど粗野で埃っぽい感じ。

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時刻表よりも数分遅れてフィゲーラスに到着。簡易なガイドブックしかもっていないのでフィゲーラスの地図がない。最初に入った観光局はバス情報メインで地図がなかったので、そこで別のインフォメーションセンターの場所を教わって行ってみる。無事に地図をもらい、それを見ながらダり美術館に向かった。フィゲーラスの歩道はBCNみたく整備されてはいないので歩きづらいけど、メイン通りはきれい。

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ダリ美術館。ダリの溶ける時計の絵とか、昔テレビでこの美術館を取り上げていたときに脳裏に焼きついた唇ソファとか、見る角度によって違う絵が浮かぶものとかを見るのが目的です。美術館は概観からしてへんてこりん。赤い壁に大きな卵が屋根に乗り妙なオブジェクトがたっぷり。

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中に入ってみると、回廊と中庭、中庭の向こうに大きな大きな生々しい裸の胸が目に飛び込んできます。回廊には絵がたくさん、どれもファンタジックで意味不明なものがあり、中庭には大きなお尻の銅像とダリが乗っていた車がある。回廊先の小部屋にはダリの描いた絵からつくったゴールドをベースにしたオブジェクトがある。常識ではよく分からないけどインパクトだけは強烈。大きな裸の胸の絵のある部屋にはリンカーンのだまし絵もあって、ぱっと見は女の人が夕日を見てるように見えるのだけど、実は全体で見るとリンカーンの顔になっているというもの。コインを入れると動く、布人形もありました。ブンシンちゃんとコラボできそう。

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2階以降はエレベーターもなく狭そうだったので、唇ソファのところだけ見て終わりにした。これは、部屋に鼻と唇のオブジェクトがあって壁にある2枚の絵が目になっていて、凸レンズであわせてみると顔になるというもの。ぽってりした唇が私好み。

ランチは美術館を出て、広場の公園で持参していったパンとチーズ・ハムをかじる。腹ごしらえ後、美術館のもう1セクション(チケットが最初に2枚くる)で宝石オブジェクトを眺めた。生々しいのがいっぱい。変なものを作り続けると人が寄ってくるもんなのねえ。

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5時17分の電車でBCNへ。2時間の電車の旅は堪えます。無事帰還。そしてぐったり。美術館に入ったあたりからエミコ姫のご機嫌が斜めになっていき、さらに広場でプラタナスの綿毛に再びやられて鼻炎っぽくなったもんだから、どんどん斜めの角度が増していき、最後はずーっとキレていた。こうなると子供のときから手がつけられなくなるので、さっさと寝かせておいた。下の子体質ですかね。

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帰り道スーパーで買ってきたイカ。ゆがいて食べたらニオイがきつく、オリーブオイルで炒めなおしたら○。こっちの食材はこっち流にやれってことでしょう。

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2009年6月11日 (木)

【DAY15:BCN ウォーターフロント】

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昨日の疲労がたっぷり残っていてあちこちが痛い。右腰に痛みの塊があるしアバラはぎすぎす、頭もずきずき。朝、起きるに起きれずぐたぐたしているうちに12時になってしまった。これじゃあいかんと軽く食べて2時すぎに外に出た。まずはアパート近くにあるインターネットカフェに偵察がてら入ってみた。前日に値段を尋ねたときに英語で答えてくれたどう見てもスペイン人ではないおっちゃんが突然「どこ出身?」と聞くので「日本」というと、それまでは怖そうだったのが突然嬉しそうになって日本語を話してきた。あんれまとちょっと驚きつつ、「ここのPC、日本語は読める?」と聞くと、「読める」とのこと。いちいち言語をインストールしなくてすんだのでラッキー。ここのインターネットカフェの使用料は30分単位で50セント。始めるに当たってなんの身分証明も要らなければデポジットみたいなのもない。必須ドリンクもない。分かりやすく50セントからスタートで50セント刻み。とりあえず使えそうです。まずはお試しで30分ほどやってから今日のお出かけ目的地のシーサイドに向かうべく地下鉄の駅に向かった。

バルセロナのメトロはすごーく使いやすい。エレベーターは主要な駅にしかついていないけどちゃんと地上までつながっていて便利。アパート直近の駅はエスカレーターと階段のみなので、サンツ駅まで出て乗ることにした。ランブラス通りの端っこにある海側の駅まで数駅、すぐに到着。

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コロンブスの銅像が海のかなたを指差ししてます。クルーザーやヨットのマリーナが広がり、海の上にはベンチの置かれたデッキがあって散策にはもってこい。フェンスも何もないので自己責任で歩けと標識に出てます。石垣のしょぼいマリーナとはだいぶ違って開放的。

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散策後、ランブラスに戻ってグエル邸へ。ガウディの作品のひとつです。オープン時間が午後2時半までだったのでこの日はすでに閉まっていて入れず、どうしようかねえと次の目的地を探そうとしたとき、エミコが欲しいものがあるお店を見つけたのでそこで長らく姫様のお買い物にお付き合い。カードが使えず、偶然出かけるときにATMでおろしてきたキャッシュがあったのでなんとか支払えた。スペインではなぜかカードを認識してもらえないことが多い。

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海側から出ているゴンドラに乗って山のほうから帰るかとなり、再び海のほうへ。ゴンドラの始発点に行きたかった私vs中継地点からも乗れると言うエミコ、ハハも中継地点に賛同だったので、そちらに行ったらやっぱり中継地点からは乗れず。遠目で見て塔にエレベーターが行く気配なんてないから始発点に行こうとしたのだけどね。時間も7時を回ったのでメトロで家路に着いた。サンツ駅近くのスーパーで買い物して夜はおうちご飯。今日はお昼抜きでした。

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面白そうと買ってきたのがウナギの稚魚のオイル煮込み。

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スペイン名物だしと思い、稚魚にしては安いよなあといぶかりつつ・・・。

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本日のディナー。デカきのこ入りラビオリ、ガスパチョ、ウナギの稚魚。

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スペインのパスタは激安。ガスパチョはパック入りのやつでジュースよりも安い。

稚魚は、稚魚もどきでした。

イクラにイクラもどきがあるのと同様、ウナギの稚魚にももどきがあったのだ。本物の10分の一もしない値段じゃ当然か。味は魚のすり身でした。

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2009年6月10日 (水)

【DAY14:BCN サグラダファミリアとカテドラル】

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バルセロナ滞在2日目。

バルセロナに来たら素直にまずはサグラダファミリアに行かないとと、行き方を調べた。バスマップが欲しいとサンツ駅に行ってきたハハとエミコだが、どうもマップが全てはけているらしく、今後3週間どの置き場にもないと言われすごすご帰ってきた。アパートの棚を見たら、あった。あらラッキー。それをもってバス停に行き運転手に尋ねつつ、該当のバス停に到着。50番に乗っていざサグラダファミリアへ。地図で見てるとアパートからは遠い感じだったけど実際はそんなこともなく、20分も乗ってなかったような。BCNはかなり小さな街みたいです。

バスからサグラダファミリアが見えた。宇宙人のつくった塔みたいです。いい天気、塔を見上げると目がつぶれる。

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チケットを買って入場。サグラダファミリアは子供のときのイメージでははるか昔から建築中の由緒正しい宗教施設だったけど、700年前、800年前の聖堂が世の中にたくさんあることを知ってしまった今では、200年もたっていないガウディ個人の実験的な創作で、ありがたいものというよりは奇怪な建築物というイメージ。

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今、目の前でそれを見て、荘厳さよりはやはり妙ちくりんさを感じる。建て始めてからガウディがキリスト教の教えにがっぽりはまって自分なりの解釈をし、それを具現化したらしいのだけど、形がとにかく変。生誕のファサード、受難のファサード、今も建築中の栄光のファサードと3部からなっていて、生誕はあたたかくてにぎやか、受難は荒削りの像が怖さを醸し出し、栄光は陽気な雰囲気。

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生誕のファサード↑。

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受難のファサード↑。

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地階の博物館で模型や力学上どうなってるかを見た後、じっくり建物を観察。ガウディがどうやって建物の力学的構造を考えたか↑。

そして塔にのぼるエレベーターで上がってみました。

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このエレベーター、行きはよいよい、帰りはなんとやら。なぜならばくだりは階段のみ、それも300段。私はやめたほうがいいよと言いまくったけど、エミコは行くと。行っちゃいました。エレベーターガールは「おんぶで300段おりる」ということを止めはしません。

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頂上。エレベーターから降りたら絶景が眼下に広がりました。高所恐怖症・・・膝がぷるぷる。背中があわ立つ。狭い廊下を抜け、階段スタート。

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はじめは階段の幅もちょうどよく、怖い怖いといいつつも景色を眺める余裕あり。

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ちょっと下がったところで塔から突き出しているテラスで休憩1分。

それから少しして階段が狭い螺旋階段になった・・・。右側に手すり、左は何もなし。ちょうど手すりにお尻があたってエミコが手を放さないといっちもさっちもいかない。急な螺旋なので右側の手すりをつかまらないとだめなので、半分私の体をずり落とす感じで降りていった。途中でせめてあと何段と標識があればいいけど、そんなものもない。後ろから人が来て渋滞するんじゃないかとか、もし高さすらない、くぐらなきゃいけないようなところが出てきたらどうしようかとか心配しつつ、必死に降りていった。

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最後に行き止まり、あれ?と思って脇のドアを押したら開いた。そしてそこがゴールの地上だった。

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エミコ、文字通り足が震えてました。あああよかったー。サグラダファミリアから一生出てこれないかと本気で思った。

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お水飲んで一息入れた後、遅いランチを取りに近くのレストランへ。ハハがエミコを労おうと、パエリャ、アスパラガススープ、monkfishの煮込みを頼んでたんと食べさせました。シーフードパエリャ、具がたっぷりで旨みたっぷりでおいしかった。

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エネルギー補充後、今度はバスで13世紀末から建築が始まったカテドラルに。概観は修復中で残念ながら建物を覆うシートに描かれた等身大の絵から想像するしかない。ぷらぷら歩いて周囲を散策。カテドラルの横腹にある中庭から、回廊を通って聖堂内に入ってみた。おおお、と感嘆。天井が高く、シンプルだけど統一感のある内装。このカテドラルは荘厳です。いくつか今までに見てきた聖堂の中では一番に落ち着く場所かも。中庭の椰子がエキゾチックな南国調だから馴染むのかしらん。

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カテドラルを後にしてゴシック地域をぶらぶら。旧市街というとたいがい歩きにくいコブルだけどここの旧市街は道自体はスムーズで歩きやすい。BCN全部がそういう意味ではすごく歩きやすいところかも。過去のオリンピック効果なのか、とにかく歩道のスロープのつけ方が上手です。

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ランブラス通りというBCN一人通りの多い道に出た。ボケリア市場にて生ハムや野菜を買いメトロでアパートに帰った。市場の生ハムの数がすごかったです。ぶら下がってる足の数が何本あることやら。

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これぞまさにスペイン。

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Hi, again. To my disappointment, we have no internet connection in the apartment and I'm writing this in the internetcafe near it. maybe later i will come here again to update.

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2009年6月 9日 (火)

【DAY13:BCN 到着】

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寝台列車にてBCNのフランサ駅到着。アパートに無事入れました。泥寝。


列車は順調にフランスを南西に向かって進み、明け方に国境越え。

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朝日。

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乗ってる方は実際にいつスペイン入りしたかは分からないけど、車窓から見える風景が変わり、ああスペインに来たんだと実感。建物のつくりがぜんぜん違う!街がフランスの整然さやcozyさがなく、ぐっちゃりしている。

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朝もや。

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フィゲーラス駅。

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ハハたちは朝食をとりに食堂車へ。その間私は狭いベッドから落っこちないようにしがみついていた。電車が停止するときはゆっくりなので大丈夫なんだけど、ちょっと怖い。

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バルセロナのフランサ駅到着!12時間におよぶ列車の旅は想像よりもあっけなく終わり、想像以上に快適でした。

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フランサ駅構内。

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BCN到着が8時半過ぎ。アパートの鍵をもらえるのが12時。重い荷物を持って移動するのは面倒なのでそのまま2時間ほどぼーっとしていた。駅出てすぐ近くにも色々あったけどこのときは気づかず、がらんとした駅で、とりあえずトイレの心配はせずに居ついてみた。

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タクシーでアパートへ。

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管理人がなかなかこなくて、携帯もつながらなくて、私の手配が何か変だったかなあと不安になり、アパートの住人に住所があっているのか聞いたりなんだりしているうち、管理人到着。ぎっくり腰を起こしたらしく、動けなかったらしい・・・。1歩が10cmのスローペースの管理人(若いです。じいちゃんではないです。)の後に続いて部屋に入り説明を聞いた。

2時ごろ、とりあえずスーパーに行って飲み物などを仕入れてこないとと外出。

マーケットには早速生ハムがずらり。朝がメインのマーケットらしくほとんど閉まっているか閉めようとしていたので開いているところで野菜を仕入れた。

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ランチは適当にタパスやさんにて。観光客向けっぽい、あまりいけてないタパスやさん。

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アパートに帰ってベッドに転がった瞬間、寝た。それも小さなベッドにエミコと一緒に。あとからよくこんなとこで寝てたよねって感心。夜行列車じゃそんなに寝てなかったからだな。

ロンドンから連れてきているジンジャービスケットはさらに骨折。

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BCN最初のディナー。野菜炒め。

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2009年6月 8日 (月)

【DAY12:Paris→Barcelona 夜行列車】

パリのアパートのテーブルに鍵を置いて出てきた。至極簡単なチェックアウト。ランドレディーに会うこともなく、部屋チェックもありません。

アパートから夜行列車が出るオステルリッツ駅へは2.5キロほどの距離をタクシーで向かう。電車が出る時間は20時32分。余裕を持って19時にタクシーを呼んでおいた。(Dに頼んで予約しておいてもらった。)

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あっという間にオステルリッツ駅到着。

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夜行列車エリプソスのジョアン・ミロ号でパリからBCNに向かいます。チケットはネットでは直接買えなかったので欧州エキスプレスで買い、郵送してもらっていた。コンパートメントを4人で埋めたかったので、スペイン旅行に友達を誘っていたのだけどVISAの関係であえなく断念。でも4人分買って当日1人分をキャンセルする方向でいき、実際列車に乗るときに「ひとりキャンセル」と告げたところ、特に何も言われず。飛行機のように記名式ではないのであいまいにしておいても平気だった。国境を越えるときにパスポートチェックがあるのだけど、早朝なので電車に乗ったときに車掌さんに旅券を預けます。

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個人旅行なのでほんとにBCNにいけるかドキドキです。駅はあってるんだろうかとか、チケットは有効なのか、とか。

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駅舎。寒かったです。

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時間があったのでカフェに入って列車を見ながらコーヒータイム。

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先にマドリッド行きが出て行きました。

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そろそろ行こうかとカフェを後にする。駅構内にはきれいなトイレがあった。

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いざ乗車。

むーー・・・。一段がえらい高い。ホームとのギャップも大きい。そして入り口が狭い。係員にrampはないかと聞くとそんなものはないとにべもなく・・・。まあしょうがない。

エミコがんばります。どの人も荷物が大きいので通路でつっかえてます。私のお尻もつっかえます。英語圏のお客さんが「手伝ってあげるわー」と引っ張りあげてくれました。

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上から見るとギャップが分かりにくいが、相当な高さ。

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コンパートメントまでの廊下。

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客席。Turistaクラス。

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各車両にひとつトイレがついてます。

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窓側の台は実は洗面台。

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水が個室で使えるのがうれしい。

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出発。

持ってきたお弁当でディナータイム!マーケットで買ってきたチキンがうまい。

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パリの街を抜けて間もなく大きな虹が見えました。

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夕日。

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乗務員がベッドを作ってくれます。いすを倒して壁からベッドを出してできあがり。狭いので荷物の置き場がなかなかに大変でした。

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電車の揺れに身を任せながら暮れなずんでいくフランスの大地を眺めてました。

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【DAY12:Paris→Barcelona 朝市とビクトル・ユーゴーとマレ地区】

パリ最終日(悲)。

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朝11時にバスチーユ広場でRとDと待ち合わせ。広場に行くまでにカナル沿い(川自体は覆われていて見えない)でマルシェが開かれているので見ていこうと思っていたけど時間ぎりぎりになったのですっ飛ばしていった。無事に会えた後じっくりマルシェ散策。「やばい」のひとことで片付けるのもなんだけど、やばいくらいおいしそうなもんが並んでいて大興奮。シーフードにお肉にハムにチーズに野菜に果物にお花。スーパーにお肉やお魚類がほとんどなかった理由がここでよーく分かった。

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ハムを1切れだけ買って味見。60セント(70円くらい)。

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チーズも一個買い、あまりにもおいしそうだったのでグリルチキンもハーフサイズで。RとDがいるのでしっかり通訳してもらえるからラッキーです。

マーケットがないときは単なる道路なのに、オープン時にのみこうやって立派なグリルまで運ばれてきちゃうってのがすごい。チキンはハーブを何にするのか、塩はどうするのかなど細かい要望を聞いてくれます。ヨーロッパに来るたびに思うこと、みんなほんとによくしゃべる。会話する。人と人との距離がとても近い。見て見ぬふりというのがない。


その後、ガレット屋さんへ。日曜は閉まってるところが多いからお店が選べないんだよねとRがいいつつ、目星をつけていた2店にいってみる。1店目、あいていた。2店目は行くのが面倒なのでDに見に行ってもらったらお休み。1店目で本物そば粉ガレットをたっぷりいただいてきた。

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・・・・ガレットの写真を撮ってなかった。ガレットの定番の味である塩キャラメルや冒険して血のソーセージ、ラムでフランベしたクリーム、ポパイなどをオーダーし、ガレットにつきもののシードルを飲みながら一緒に食べた。ハハはこのシードルで酔っ払って撃沈。ただでさえ周りの会話を読まない性質なのに、こうなるとオワリです。本人は乱していることにも気づきません。Rがそれを見越した上で対応してくれる大人だからよかったけど・・・。5人でお腹いっぱい食べて€64.80(9022円)。

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ガレットランチ後はビクトル・ユーゴーの屋敷を見てマレを散歩。

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前夜にディナーを楽しむ前に散歩したヴォージュ広場を再びお散歩。公園には日曜の午後のひと時を思い思いに過ごす人でいっぱいでした。

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公園の壁一面を多い尽くすツタの中は鳥天国。ピーチクパーチクやかましい。

ビクトル・ユーゴーの屋敷はこの広場の一角にあり、日曜は入場料がフリーなのでせっかくだからと入ってみた。

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子供の頃の読んだ『レ・ミゼラブル』しか作品は知りません。子供向けだったろうからきっと革命のこととかまで踏み込んだ内容ではなかったはず。お屋敷はユーゴーの美意識に適ったもので贅沢な雰囲気でした。

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ユダヤ人街であるマレ地区は日曜が賑わいを見せるとき。2年前に散策したところを再び散策した。

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ホットショコラを飲むなら、Cacao et chocola。

マリアージュの紅茶屋さんにも入ってお土産にちょっとだけ購入。マルコポーロ、いい香りでお勧めです。日本でも買えるけど値段が張るので手が出ません。

そんなこんなでパリ滞在も終わりです。


バルセロナに向かう前にシャワーを浴びて準備中。

ではいってきます。

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2009年6月 7日 (日)

【DAY11:Paris 美術館&ハハのお誕生日会】

6月6日、ハハのお誕生日をパリにてお祝い。

前夜、RとDとともに今日の予定を立て、晴れならばモンマルトルへ、雨ならアフリカ・アジアからの美術品や工芸品を集めたケ・ブランリー美術館に行こうとなった。モンマルトルにあるサクレクール寺院は一度は行って見たいけれどなんせ丘の上で交通の便もあまりよろしくない。階段尽くしとあれば避けちゃうけれど、今回は人手があるのでがんばればなんとかなるよねってことで、バスでの行き方とgoogleのストリートビューでフニクラからの階段数をチェックして備えてみた。

天気。雨。寒い。

自動的に美術館コースになりました。

まずはゆっくりと朝ごはんタイム。クロワッサンづくしです。RがDのうちの近くのパン屋さんでいっぱい仕入れてきてくれました。

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Rのカナダ土産の紅茶、チョコレートフレーバー。唇入り!

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イギリスとフランスで買ったものや不必要なものを家に送ることにしたので、ポストにエミコたちが行ってきた。フランスからならそんなに輸送費はかかりません。これがスペインだとそうはいかず。パリのDの住所を借りて無事送付できた。

ケ・ブランリーに行く前にルーブルに寄って逆さピラミッド見物。ここは美術館の入場料はいりません。

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パリの古い要塞の壁。美術館建設時に発掘されたもの。

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土砂降りではないものの、雨模様のパリ。

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ケ・ブランリー美術館到着。

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外観からして不思議な雰囲気の美術館。

展示品はフランスが触手を伸ばした地域をメインにしたアジア、オセアニア、アフリカ、アメリカの原始文明の美術品や工芸品で、力強い、生命力を感じさせるものがたっぷり。コンセプトに原始、プリミティブ、といっているけど、きっと今でも同じ系統の作品は作られているだろうから、そう言い切っちゃっていいのかちょっくら怪しいところではあるけれど。

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とにかく大量の展示物。

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文化人類学でも出てきそうなもの。

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いったん帰宅の途につく。バスティーユ広場の1830年7月革命の記念柱。

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チーズやさんでチーズを買って。

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チーズを買っている間にRたちがパテやさんでフォアグラとトリュフのパテを買ってきておいてくれたので、おやつにする。酸味のきいたパテ。

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休憩した後、ディナーにお出かけ。Rが前もってピックアップしてくれた中からアパートから歩いて行ける範囲のビストロを選んで予約しておいた。Les Bonnes Soeurs、場所はユーゴーのカフェのすぐ前。散歩してから予約した8時にお店に入った。

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店内。

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前菜2つ。saint-marcellinチーズをとかし、ハチミツと合わせたものがひとつ、3種類のディップをバゲットにつけるものがひとつ。ディップはアンチョビ、アーティチョーク、オリーブ。

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ハハのバースデーディナー、メインはホタテのグリル。

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私はタルタル。これ、また食べに行きたい!

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エミコとDはカモとポテトのグラタン。Rはカジキグリル。

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必死に食べて、デザートも迷ったけど詰め込んだ。

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タルトタタンとシャーベット。

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夜道を軽く酔っ払いながら帰った。

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夜空に満月まであと一日のほぼまん丸な月が浮かんでいてとってもきれいだった。

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明日の夜はバルセロナに向かいます。さて、ネット環境は再びどうなるでしょ~。

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【DAY10:Paris ナポレオンのお墓】

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いいお天気。でもちょっと気温が低めなので重ね着してあったかいかっこうでお出かけです。パリはバスを使って移動するのが分かりやすいし、大部分は車いすで乗り込めるので楽チン。今日はナポレオンのお墓とボンマルシェというフランス一老舗のデパートをのぞいて(トップブランドばかりでもちろん見てるだけ)夜はRとDに会いました。

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毎日見ているアパート近くのサンブロワーズ教会。

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ナポレオンのお墓があるアンヴァリッド。チケットは軍事博物館とお墓が一緒になっている。軍事博物館ははしょってお墓のみを見学。

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礼拝堂の天井。

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お墓は地下部分にある。

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黄色いステンドグラスが印象的。反対側は青。

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外観。

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ショッピングエリアへ。カフェでランチ。クロックムッシュ、オムレツ、サーモングリル。クロックムッシュは言ってみれば単純なチーズ&ハムのトーストだけど、オーブンから出たての熱々にとけたチーズがおいしかった。

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アンティークマーケットぶらつき、ピエールエルメやメゾンドショコラといったチョコレート屋に寄って少しだけ購入。ここまでほとんど日本人なんて見てなかったけど、ピエールエルメの前にちょっとした日本人行列ができていて、なんか恥ずかしくなっていったんはお店をスルーした。でも思い直してマカロンを買ってLADUREEと比べることにした。

帰宅。

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朝、バスチーユの市場でハハたちが仕入れてきた食材でディナー。ムール貝と手長エビ!

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手長エビはパスタに。

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そうこうするうちにRがベルギーから到着、2年ぶりの再会です。Rの元同僚で2年前にも会っているパリジャンDも一緒です。

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Dのはにかんだ表情が相変わらずだ。Rがつれてくる男友達はみんなRの尻にひかれます。この後の二日間、Dは私たちのためにたくさんパシリしてくれました。

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Rのベルギー土産、チョコレート!きれいだ。

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マカロン食べ比べ。上の箱入りがLADUREEで下側がピエールエルメ。LADUREEのはさっくさく。ピエールエルメはクリームが変わってました。マカロンて湿気のない国で食べるとおいしいんだって初めて知った。

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【DAY9:Paris モネとケーキとエッフェル塔】

ピリっと冷たい風が吹く良く晴れ渡った一日。

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モネの睡蓮の作品をモネが理想とする形で展示するべく建物ごとデザインされたMusée de l'Orangerieに行ってきた。ハスに魅せられ庭もつくっていたモネ。どんだけハスオタクなのだろう。ルーブル美術館のすぐ近くにあり、巨大なルーブルからしたら小粒で品がいい美術館でした。

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ルーブル近辺は白砂が敷き詰められた敷地で、私にとってはかなり憂鬱になる道。進めないし真っ白になるし眩しくて目が痛むし。

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天窓から自然の光が取り込まれ、無限を象徴する楕円形にデザインされた部屋2つに睡蓮の一連の作品が飾られている。

美術館を出て、待ち合わせをしていたピーチさん母娘と無事に会い、一緒にパリを散策。

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ハハとピーチさんによるジャンプコラボ。マリーアントワネットの処刑場、コンコルド広場のオベリスクを挟んで。

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ルクソールから持ってきたオベリスク。

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ガキんちょに邪魔される。

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シャンゼリゼ。2年前にパリに来たときはここら辺はぜんぜん歩いていないので新鮮な気持ちで。

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LADUREEシャンゼリゼ店。

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マカロンで有名なサロンでした。

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お待ち兼ねのケーキタイム!!ピーチ嬢はパリ在住のパティシエさん。ケーキ解説&メニュー翻訳をしていただいて選んだ数々。季節ではないけどパリでどうしても食べたかったタルトタタン、ミルフィーユ、木苺タルト、シュー。そして紅茶。ランチもまだだったのでサンドイッチを頼み、高級なお値段にびっくりしながらもそれぞれのケーキの味を楽しみました。

せっかくだからとマカロンやクロワッサンなどもお土産に買い、LADUREEのビジネス展開の規模の大きさと精巧さに感心。一貫したセンスは力強い。

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凱旋門までお散歩。

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凱旋門の横顔。

ここにていい時間になったのでピーチ母娘とお別れです。バスに乗ろうということでピーチさんにチケットを分けてもらい乗車。アパートに帰る気分だったけど、あまりにもいい空の色なのでエッフェル塔に行くことにした。

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エッフェル塔!

結構気温が低く寒い。塔に近寄る前に近場に偶然あいていた近代建築の博物館のトイレに寄る。エッフェル塔の上にはトイレがあるのを知っているけどそこまで行けなかったので助かった。。

ここの塔がもてはやされるのって、やっぱり塔だけではなく塔を含めた一体のデザインが秀逸だからだと来るたびに思う。幾段ものテラス状になった見物台を下りていく立体的なつくり。まあ、一言言うならば、階段しかないから下りるのが大変っちゃ大変だけどね。でもそこはウルトラ有名観光地。イケメンお兄ちゃんたちがこちらが逡巡して声かける前にさささっとかつぎあげて手伝ってくれます。観光できているという心の余裕がそうさせているのでしょう。

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穏やかな光景。金のドームはナポレオンのお墓が祀られているアンヴァリッド。

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ベタな1枚。

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ブンシンちゃんつき。

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ブラジル人カップルが持ち込んでいた人形とコラボレーションをお願いしたらOKだったので、ブンシンちゃん、だいぶ小さいですがコラボ成功です。

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El Chavo del OchoのChaves&ブンシンちゃん。

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セーヌ川を渡る。

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エッフェル塔の下をくぐる。

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だんだんと暮れていく空。

夕日まで待っていると10時になってしまいさすがに体力が続かないので帰ることにした。

うまく11区に帰るバスがなく、アンヴァリッドそばからまずはモンパルナスに向かい、そこからバスを乗り換えて戻った。遠回りにはなったけど無難だったはず。

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アパート近くのチャイニーズでテイクアウェイ。


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2009年6月 5日 (金)

【DAY8:Paris お散歩】

パリ到着2日目。ハハは朝7時集合のバスツアーでモンサンミッシェルへお出かけしていった。私とエミコはとくに予定もないのでちょっと休憩。エミコがロンドンで鼻炎を患い、パリに来たら鼻炎を起こしているアレルゲンの綿のついた種子がなくなってよくなるかとおもいきや、同じ木があったせいで良くなることもなく頭痛とくしゃみと鼻水が止まらない。夕方まで寝かしておきました。

そして夕方11区をお散歩しました。

11区はセーヌ川の北側にあって宿泊先はSaint-ambroise教会のすぐ近く。適当に歩き出してオーベルカンフあたりを目指してみる。周囲は中華系の洋服卸問屋が並び、さらに行くとアラブ系やアフリカ系の人たちが住むアパートがあり、アラベスクやタジン鍋がやたら目につき、たむろっているおっちゃんたちからじーーっと観察されているのをそこここで感じた。「お金くれー」と寄ってくる人もいてブラブラするのも気楽ではなかった。

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よく晴れたパリの空。太陽に向かって歩くとまぶしくてたまらない。

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カフェで休憩。2ユーロのコーヒー。

どうやら3角形に歩いたようで振り出しに戻ったので、休憩もかねてアパートに戻って地図をもう一度見て再度出発。今度はバスチーユ広場に向かう。

そこそこ距離はあるけれど運河沿いの道は悪くはなく、ドッグプーに気をつければ大丈夫。

バスチーユ広場到着。それまではあまり人は多くなかったのに、ここにきたら突然人でごったがえしていてびっくりした。会社帰りと見られる人たちも大勢いて広場の道は大忙し。車の列を塗って自転車走らせているおばちゃん、あっぱれだった。

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広場から帰路へ。違う道を通ってみる。カフェやレストランが並ぶにぎやかな道。ただし工事中の箇所が多くて一応迂回路はできているのだけど、アップダウンが激しくてずいぶん疲れた。

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スーパーに寄ってお買い物。

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エミコ作パスタ。セロリのコールスロー。

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LAIT=牛乳と思って買ったらその下にFERMENTEとあった・・・発酵乳。フランス語は分からないからとシャットアウトしているとこういう英語と同じような単語でも気づきません。

すっぱいの大好きなのでこれはこれでおいしい。

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2009年6月 3日 (水)

【DAY7:London→Paris ユーロスター】

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妄想トラベラー、最初の滞在地ロンドンを去る日が来ました。この数日間は時差に体を慣らすことと、横文字世界に目を慣らすことが目的だし、多少の地理感覚があるのと何よりも強力な助っ人のジョーンたちがいたのとで、あんまり旅行をしている気分ではなかったけど、今日からは勝手が違います。ぼけぼけしてると身ぐるみはがされるかもしれないのでちょっと気を引き締めていきましょう。まあ、何かあったらロンドンに戻るのもありかと。

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結局空はずーーっと青いまま。雨が一滴も降りませんでした。ロンドンで半そで着てるとは思いもしなかったなあ。

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午前中ちろっと家の近くの小さな商店街をお散歩。パンやさんでパンを仕入れて図書館をのぞいて。30年前と変わらないお店もあります。というか街並自体30年変わっていません。古い家をリノベーションしながら使うスタイルっていいねえ。

ジョーンに紅茶を作ってもらって一息入れた後、前もってアレンジしておいてくれたタクシーでユーロスターの出る駅、St Pancrasへ。かわいらしい家を見ながらのドライブです。

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駅に到着。ネットで電車を予約していたのでリアルチケットをもらいます。サービスカウンターのお兄ちゃんたち、遊んでていまいちいいアドバイスをしてないような。エミコが言われてることがわからずついにdo you speak english?と聞かれていたけど、ジョーンが話すきびきびした聞きやすい発音からするとお兄ちゃんの英語は一瞬集中が必要。(上の立場にいると思われる人が白人系、そうでないところは有色系。カウンターはブラックのみ。)チケットを引き換えに行ったハハがすっかり私のカードで切ったことを忘れていて、自分のカードで引き換えようとしたらしく「できない!!!」と猛烈な勢いできたのにはびっくりした。時間かなり迫った頃にチケットゲット。セキュリティチェックがあるので、ジョーンとは挨拶もそこそこに別れた。(だいぶ走らせちゃいました。)パスポートコントロールもスムーズに行き出国です。

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ネット予約時に車いすマークがあったのでそれで予約してみた。3枚のうち2枚が車いす+付き添い=自動的にファーストクラス。1枚は安い席。なので車両が2箇所に別れちゃいました。

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一等車はガラガラ。車いすでとると座席はもらえないのだけどしょっぱなに「席つかっていいよー」と言ってくれたので最後はねっころがってました^^; 値段は車いす+付き添いの2枚で普通の安い席の1枚分とほぼ同じ。ロンドンからパリまで2時間半弱の行程です。

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パンやで仕入れたジンジャービスケット。骨折。

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一等車だけど、正規の値段払ってない分気持ちは遠慮モード。なのにジュースが出てきてメニューが配られて食事が出てきちゃいました。

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しかもコールドかホットか選べる。とりあえず両方。キッシュと羊のムサカが出てきた。ワインも選べた(頼まなかったけど)。食後のコーヒーor紅茶もあった。

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とりあえずおなかいっぱい・・・。いいのかなあ?????

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↑ユーロスター内のトイレ。使わなかったけど、これならいざというときでも使えそうな広さ。

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ブンシンちゃんも車窓の風景を眺めてます。

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パリに到着!!!ホームと車両は数段分ステップがあるので、立派なrampを出してくれます。荷物ももってくれてタクシー乗り場までついてきてくれて、タクシーもつかまえてくれました。

ユーロスターすごいです。

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北駅。

耳に入るはフランス語。ちんぷんかんぷん。タバコを吸っている人多し。

タクシーで宿泊先へ。ドライバー同士がやがや怒鳴りあってたりしゃべってたりするのはさすがフランス。ついて降りたらMESSIの名の入ったTシャツ着たドライバーくん、「おつりない」と。エミコが近くのカフェで何か買って小銭作ろうとしたらそこも「おつりない」。2箇所目でお水を買ってやっと小銭ゲット。

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パリのステイ先は11区にあるアパルトマン。教会がすぐ近くにあります。

いい天気です。今の時期暗くなるのは夜の9時過ぎ。

アパルトマンには前日ジョーンに電話してもらってランドレディと落ち合う時間を決めてありました。到着してランドレディに電話したら「あと10分でつくわ」。20分経過。頭上の窓が開いて男の人が「あと5分で来る」と教えてくれた。数分してランドレディ到着。渋滞がすごかったらしい。

無事に部屋に入れました。

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近くのマルシェにいって買い物。野菜メイン。

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アパルトマンがすっごいいいところです。ネットもwi-fiばっちり。

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2009年6月 2日 (火)

【DAY6:London ハイドパーク&Oxford st.】

ロンドンってこんなにいい天気が続くっけと勘違いしそうなくらい今日も引き続きピーカン晴れ。

地下鉄に乗って前日に続いて都会に繰り出した。行き先はまずはOxfordストリートとRegentストリートの交差するところにあるナイキ。ここで、12時に10年ぶりに会う豪人友達Minと待ち合わせ。

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一ヶ月ぶりにFacebookにログインしたというMinが私のstatusに偶然気づいてメールをくれ、急遽会うことになったのだけど、今彼女には小さな子供がいるのでだんなさんに見てもらえる時間内に会おうということでさくっと公園でランチすることにした。

無事に再会@ナイキ。

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M&Sで高級サンドウィッチとお寿司を買ってハイドパークへ。公園でそれらをつまみつつ10年分のupdateをした。

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2時半頃、hugしてバイバイ。Oxford通り沿いにある服屋を見つつ、みんなが巨大な袋を持っていたPRIMARKに入った。安いです。短パンが300円です。奴隷労働とグローバリゼーションの成果です。

ユニクロもあったけどパンチなし。

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Bondストリート。

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夜はjoanママのお手製ディナー。マッシュルームソースがおいしかった。

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明日はパリに移動です。ネット環境どうなるかなあ。

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2009年6月 1日 (月)

【DAY5:London テムズ川クルーズとテンプル教会】

快晴が続いてます。

テムズ川クルーズをジョンたちに招かれたのでシティに繰り出しました。

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地下鉄のウェストミンスター駅で下車、エレベーターをあがると目の前にどどーんとウェストミンスター宮殿(国会議事堂)!

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この日は地下鉄の2ラインが一部運休と全面運休で、この駅に着くまでに一度南西ロンドン、Earl's Courtまで行って戻ってきたので遠かった・・・。これまた事前にジョンたちが実際に動線を考えて下見までしてくれてどこの駅のどこにエレベーターがあるのかまで調査してくれていたのに、当日になってビクトリア線運休。。とにかく古い地下鉄だから駅の設備たるや悲しいものがあるので、エレベーターのある駅を探すのが難しいというのに。Earl's Courtは劇場の集まるところなので、ここだけ新品なつくりで乗り換えは楽でした。


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ブラブラとテムズ川のほとりを進む。ジョンはネットで先に予約しておいたチケットをリアルなものに替えてくると先に行き、私たちはのんびり。

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ビッグベン、ちょうどこの日、2009年5月31年で完成から150年を迎えました。

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人でごったがえすロンドンアイ。Rの弟Bとここで合流。

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ぜんぜん気づかずにいたらいきなり人が寄ってきて挨拶されたのでびっくりしたけど、それがBだった。サングラスしてたのもあるけど、ハタチだった頃の面影が・・・・。久しぶりだねー、老けたねーとhug。

B、Bの友達のロビン、Bのルームメイトのケイちゃんと、その子の婚約者の豪人ケヴィン、それにBの両親ジョンとジョーン、私たち3人と計9名、だいぶ大所帯になってクルーズ船に乗り込んだ。

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日干しクルーズ。ロンドンのはずなのに、日焼けするって・・・。

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橋や建物にまつわる歴史や説明を聞きつつ茶色い川を進んでいく。

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ロンドンブリッジ。

中国人と見られる両親+息子の3人組がいくども注意されながらも船上でちゃっちゃか動いては自分入り写真をとりまくっているのが滑稽だった。動くな、目障りじゃ。

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クルーズ船を降りてテンプル寺院に向かう。

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途中でサンドイッチでも買えばいいよねと言っていたのだけど、日曜とあってか閉まっているところが多く、開いていたパブ、The Georgeに立ち寄った。

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相談中。

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古いパブでのランチメニューはビールとレモネードのハーフ&ハーフ、サンドイッチ各種。

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Bが先日行った催眠術ショーでの「自分が選ばれて舞台上で催眠術かけてもらった」ストーリーを役者のようなジェスチャー付でどーーーーーーっと語ってくれた。基本的に素直で若干びびりのBなので、素直に催眠体験ができたようです。

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ロンドン大火で生き残った建物だったのね。

テンプル寺院は分かりづらいところにあるということで、探しながら行く。ある通りからだと入れず、回されてやっと入り口発見。一見通りからでは寺院なんてなさそうなところに、入ると広い敷地があり寺院があった。

中に入った瞬間、あちゃー・・・きちゃいました。たまにある血の気がいっせいにひく感覚。実際に気温も中のほうが低くて単純にその差に体がびっくりするんだろうけど、それ以外の何かで強烈にざーーっと引かれる感覚。ものすごく暗くて湿った寺院を想像していたけれど、実際は明るくて清潔な感じで陰湿さはないのに、ここに長居は絶対できない、早く出なきゃやばいと第六感に言われた。

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朦朧としていたので中の記憶が薄い- -;

お墓のせいにしておくか。とにかく出たかった。

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BとBの友達と別れ、テムズ川の近くを散策しながらウェストミンスター駅へ。

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150歳の時計台。

地下鉄を乗り継ぎ、おうち到着。

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ジョーンがレンジでOKのポットにチキンを入れておいたので夕飯はチキン。野菜もたっぷり。

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遅くまでおしゃべり。至れり尽くせりなロンドン滞在も残りわずか。

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おまけ。ジョンのカメラより。Bとエミコ、同い年です。

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ハハもなごんでます。

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