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2009年12月 5日 (土)

dementia

昨日図書館に久しぶりに行って、図書館に行った人らしく本を借りてきた。

1冊、ページを開いて目次を見て気づいちゃった。

前に読んだことすっかり忘れてまた借りてきてるよ・・・。

しかも一応貸し出し可なのか事前にネットで見ていってこの有様。

まあ目次を見た段階で、あれれって思えただけまだましか。


ノーベル文学賞とったポルトガル人作家の『白の闇』を読んだ。訳されたものの宿命でちょっと不自然な言い回しの連続にやられて数時間で一気に読みこなすのは結構疲れた。今年おおはやりの豚インフル騒ぎを髣髴とさせる内容。ある日突然真っ白な光に視界が覆われて失明、それがどんどん感染していき、失明者が隔離病棟に入れられる。目が見えないことで起きる人間性の喪失や秩序の混乱。映画版を先に見ていたので、イメージ重ねつつ読んでいった。エグいのが嫌いな人にはお勧めはしないけど、人間の信頼性ってなんだろうって考えさせてくれる寓話です。

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