おばあちゃんの日記
去年4月におばあちゃんがこちらで同居し始めた時から、文字を少しでも書いてるといいかもと思い、小さなノートをあげた。その日何も書くことなければ新聞記事でも写せばいいし、過去のこととかでもいいし、なんでもいいから書きなよーといって。本人も、字は書かないと忘れるからねというので、すんなり書くかと思いきや、これがえらいこっちゃだった。ってのは前にもブログに書いたんだけど。
その後。
数ヶ月粘ってちょっとずつ書いてもらってたんだけど、あまりにも「いやよー!だって字が下手でヘタで見せらせないもの。」と毎回それはそれは大騒ぎで、こっちもくたびれてやめた。そしたらしばらくして「これ書いてきたの。見て。交換日記ね。」と見せてくるようになった。週に一回とかそんなペースで。最初からおばあちゃんが文を書いては誰かしかがコメント入れてるので、寄せ書きスタイルになってるのだけど、それはやりたいらしい。
ということでようやく一冊目が終わり、二冊目に入り、時々持ってきては、毎回、ほんっとに毎回「字がヘタでヘタで(以下、謙遜ワード続く)」と言っては見せに来る。そして私がその場でなにか書いて返すと「まあ!あなたの字が見たい。あなたの字が一番好きよ。」と言い残していく。
うちのおばあちゃんって「内容」っていうのにとことん興味がない。「外見」あるのみ。
そんなおばあちゃんの書く日記をそっと公開。
これ出版しても、某詩集のような印税が入ることはないだろなーーー。
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コメント
テイスティな交換日記だなぁ。あったかくて好き。
投稿: メリケン | 2011年3月 9日 (水) 14時53分
テテテテイスティですと?
ある意味非常にメルヘンチックな、いんや、メランコリックな文をもってこられますが。
最後の画像の日記に、なんとコメント入れようか・・。
「日一日が過ぎて」ばっかだよ。数分おきに時計見ては「今何時」「あらこんな時間」「◯時だからおねんねしなくちゃ」っていう一日なんよね。
日記に「◯◯した。」とか「こんなことが昔あった」とかってないのよ。
ひたすら「さびしい」「もっとあなたと話したい」「なかなか話せない」「また会う日まで」って感じで書かれてるの。
こわい・・。
投稿: 孫 | 2011年3月 9日 (水) 15時17分
何したとかじゃなくて、感情ファンタジーの中にいる人って結構多いかも。私も含め。
投稿: メリケン | 2011年3月10日 (木) 14時34分