うにねこツアーズ壱岐③6/10
壱岐で目覚める2回目の朝。
ハハは朝食前に外を徘徊。日常、犬つきで早朝散歩を欠かしていないので、旅先でも犬をカメラに変えて毎朝同じことをやっている。
私はこの日、目覚めれば泥沼にはまり込んだ様。起き上がれない。体が重い。朝食会場に行くのはハナから諦めていたけど、午前中に動き回るのも止めた方が良さげ。Piromi&じぃには別行動を伝えた。
しばしベッドでゴロゴロ。自力呼吸も半ばお休み。こういう時は怠けるに限る。圧をかけた部屋の空気を肺に押し込んでもらって無心になる。ーーつまりヒマだ。。メガネかけられないし、寝っ転がってる以外の姿勢取れないし、しゃべれないし、病に陥ってるわけではないからだるいわけでもないし。
多少休憩したところで、髪の毛を洗いに行こうと決めた。滞在中、狭いバスタブで洗髪を頑張るよりは、地元の美容院を訪ねてみようと思っていたので、ハハにホテルのフロントで近場の美容院を聞いてもらった。この日2度目の散歩に出たハハは、2、3、美容院を当たって良さげなところを予約してきてくれた。
11時過ぎの予約時間に向けてホテルを出る。郷ノ浦の商店街をゆっくり進む。福岡という大都市に1時間ちょっとで直結している割には、ギラギラした観光客向けのお店が少ない。昭和の匂いが強く残る店構えが多い。
美容院に到着。カット&パーマ○○子。恐らく美容師の名を店名にしたであろう、恐ろしくレトロなお店だ。
中に入るとおじさんが洗髪台で女性客の髪を洗っていて、おばさん(ハハより年上か)が、別の女性客の髪染めをしている。お客さんはみんな70を超えてそう。この光景、西原理恵子のパーマネント野ばらを髣髴とさせる。
しばし待機。とてもタバコ臭い。毛染めをしすぎて薄毛になり、地肌が半分見えてるおばあさんに何とも時間をかけた洗髪をするもんだ。
洗髪台が空く。
おじさんに髪を託す。ガシガシゴシゴシこれでもかと洗われる。
洗髪だけで美容院に来たのは初めてだけど、通常の3倍以上時間をかけた気がする。
終わって乾かす段になると、おばさんとおじさんとが両側からブロー。しばらくしておばさんに、くせ毛ですかと聞かれる。あ、もしかしてまっすぐに伸ばそうと頑張ってたのか。それは無理だ。むしろ乾かさずに結わえてしまえばよかった。旅先での美容院使い、もし次もまたやるならそうしよう。
ランチタイム。Piromiちゃんたちがイオンに行ってモスバーガーを見つけたので、離島のモスの味を試す。石垣にもあるんだけどね。もう何年も食べてないけどね。
ドロドロにならないだろうと思って頼んだテリヤキバーガーはマヨネーズでやっぱりドロドロになった。
錦浜へ行こう。
壱岐でno.1のビーチ。珊瑚の砕けた骨格がベースになってる石垣のビーチと比べ、こちらは細かいサラサラの砂でできているので、触り心地が気持ちいい。
ハハはここで水着になり、水泳キャップをかぶって、ザブザブ水に入るとそのまま泳ぎに入った。フグとウニが見えたそうな。じぃは岩場で滑って見事な擦過傷をつくる。血だらけの脛が痛々しい。せっかく海パン仕入れに午前中お店を回ったのに、血を見たらボクムリ〜泳げない〜と泣きべそかいていた。
唐人神。
壱岐を取り上げたNHKの番組で出ていた古址。司馬遼太郎の『街道をゆく』13巻、壱岐・対馬の道、読まねば。
中世に流れ着いた唐人の下半身を祀ったところ。
塞神社のオブジェもなかなかのものだったけど、唐人神のもとても原始的。
白い木の股なんてあるから、こんなのあったら絶対何か刺さってそうだよねって言ってたら、お約束の細い枝が・・。
ヤブ蚊の猛攻に負けて退散。
猿岩を目指す。
Mさんとここで待ち合わせ。お夕飯をいただきにいきます。
途中で一品何か買っていこうという提案はハハに却下され(この日電話で「何かいる?」「用意はします。好きなもの(メインとなるもの)買ってきて」というようなやり取りはあったのだけど、ハハの場合、コミュニケーションにおいて冒頭部分しか頭に入らないので、よく齟齬が生じる)、何か買ってくるであろうと思っていたMさんを驚かせたものの、新鮮なイカがあるとのことで事なきを得た。
ラミーカミキリ。
Mさんちは畑からしてセンスが光る、素敵なおうちだった。3年かけて古民家を改装し、かつて石垣や福岡で見てたような部屋をここでも作り上げていた。ここまで来るのは相当大変だったみたいで、そんな話で盛り上がる。
ごはん、おいしかった。どんなレストランに行くより、確実においしいものが期待できる。お招きいただきありがとうございました。
帰りはハハの運転で。
夜道を慎重に。
| 固定リンク
コメント