マブダチ
幼稚園・小学校・中学校まで同じ場所で同じ時を過ごした幼なじみさんが、初めて島に遊びに来た。彼女は今やふたりの息子の母となり、その息子も私の記憶にある姿は幼児、それがもう声変わりして目の前にいるんだから、浦島太郎の玉手箱を開けて煙を思いっきり吸い込んだみたいな気分。
御神岬や川平に行き、定番のそばやチャンプルーを食べ、ゆらてぃくでお土産を見て、白保のカフェでお茶をした。うちにも寄ってもらった。
「こういうおそば、Mもよく食べるの?」
「いやぁ、元々ここ育ちじゃないから、誰か来たときくらいだよ。もちろんたまには食べるけどね。ピパーツ好きだし」
ゆらてぃくで、
「いつもここだけで買い物するの?」
「野菜はそうだね。あとはスーパーだよ。見ての通りここはほぼ野菜しかないでしょ」
きっと彼女の中では、沖縄に引っ越す=Mのアイデンティティ(文化的バックボーン)も変わったという解釈なんだろうなと思った。
違う文化圏に行っても適応するには、変わらない部分も持たないとね。
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