台北-女三世代旅PartⅢ-②
朝が来た。
変圧器の働きのおかげで呼吸器は問題なく稼動して、眠れた。ひと安心。
前夜の残り物を朝ごはんにし、さてどこに行こうかと地図を広げる。ホテルから近いところに古刹である龍山寺があるので、そこを目指すことにして出発。
歩き始めてすぐに汗だくに。ぷらぷら行くと剝皮寮と書いてある何やら風情のある建物に行き当たったので、入って早速休憩。3歳児、ここで遊ぶ。多目的トイレも完備してたので使ってみる。剝皮寮は、その昔、船で運んできた材木を下ろし、その皮を剥いでいたことに由来する名前で、Game of Thronesを見たばかりの私が一瞬思い浮かべたおどろおどろしいラムジー・ボルトンのとは違った。建物は清の時代にあったものを復元してあって、映画のロケに使われたりイベントに使われたりしている。
壁に描いてある絵がかわいい。
3歳児、剝皮寮でトイレしたいと言っていたけど、彼女のお眼鏡にかなうトイレがなくて、堪えた。
龍山寺に到着。暑い。龍山寺にもちゃんとトイレはあったけど、ここでもやりたくないと言うのでそのまま持ち越し。台湾旅はこの後もトイレ行きたい→このトイレはいや→我慢、のループ。使えるトイレに当たるまで本人はずっと我慢、母親はずっと抱っこして探しに行く、なんてことがよくあった。お疲れさん。ちなみに、いやと言ってたトイレは別に汚いからという訳ではなく、まだおむつから卒業したルーキーとして、いろんなトイレに慣れてない分、少しでも完璧でないとダメという理由で却下されちゃうのだ。おばちゃんになって、トイレが近くなるとそうも言ってられなくなるのよ、ふふ。
台北のトイレ事情は車いす使いにも十分優しかったです。
龍山寺はたまたま西側から入ったのだけど、ここがスロープあって車いす用入り口だった。正面はあとから見物。
お供え物がたくさん置いてある台の脇にしばしいて、拝む人たち、占いをやる人たちを眺める。
3歳児はお線香持っておじぎ。
参拝を済ませたあとは、行列を作っていたおかゆ屋さんでお昼を仕入れてみる。周記肉粥店。お鍋持参で来ている人もいて、日常に溶け込んでいそうなお店だ。店内で食べる人と、持ち帰りの人とに列は分かれ、とりあえず持ち帰り客として代表で妹が並ぶ。お店のお兄さんに何か聞かれ、よく分からないまま適当に頼んだというおかゆを持って一旦ホテルへ戻った。揚げたお肉が入ったおかゆ、汗かいた後でおいしかったのは言うまでもない。
午後は、ハハがマッサージに行く間、他は休憩。3歳児殿にはお昼寝をしていただく。
夕方、布地など手芸用品を売っている永楽市場に向かう。建物全部が布地屋さんなのだが、この日はあいにくのお休み。端午の節句だから休みが多いとは聞いていたけど、それでもかろうじて数店開いているところがあったので、そこを見て回る。そのうち3歳児が建物の中にいるのを嫌がり始めたので、撤退した。
物価という面では台湾は日本と変わらないものが多くて、生地も問屋と言っても格安にっこりっていう感じではないかな。
外に出てうろちょろ。
おいしそうな豆花・かき氷屋さんがあって、一度スルーしかけたけど入っておこうかとなって入店。壁には日本のテレビに出たとか日本のイベントに出店したとか写真が貼ってある。豆花は豆腐があったかくて、豆とシロップとのバランスがよくて、タロ芋団子がもちもちで、要はうまい。びっくり。かき氷はマンゴーたっぷり、ふわふわ牛乳氷。このお店、帰りに通った時には大行列で、とてもじゃないけど私が入る余地なんてなくなっていた。
寧夏夜市が近くにあるので、攻めてみる。なんせすごい人混み。この夜市はストリート一本だけなので、まあなんとかなるだろうと、狭い通路に突っ込んでみた。ちょっとずつ人垣の中を進む。エリンギだけを焼く屋台、ソーセージが並ぶ屋台、ヌードルの屋台、いろいろある。人気店になると行列になっていて、進むのも一苦労だ。
買いやすそうなところで、臭豆腐を買い、餃子店で水餃子を買って、そこの椅子とテーブルを使ってお夕飯にした。この夜市、小学校に面していて、日中は全然違う通りになるんだろう。
暑くて冷たいものが飲みたくて、屋台でオレンジジュースとスイカジュースを購入。搾りたてのジュースで一日を終えた。
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