浜下りと星空ドライブ
前日の嵐とともに埃も黄砂もぜーーんぶ押し流され、おまけに北風が入ったせいかもやっとしたガスもなくって、空気がぴんと研ぎ澄まされている!!肺いっぱいに深呼吸したい日だ。
今日は旧暦の3月3日、春の大潮です。といえば沖縄では浜下り(はまおり)の行事があるので、今年もちょろっと海に行って海水を触ってきた。
浜下りの復習:女の人が旧暦三月三日に浜に行き、白砂を踏んだり潮に手足を浸したりして不浄を清め、健康を祈願する行事。なんで女の人がってのはアカマター伝説から来てるので興味ある人はこのページの下のほうでも見てくださいな。アカマターでググってもいろいろでてくるはず。ま、要はへびの子を身ごもっちゃって困ったー、海に行ったら堕ろせたーっていうちょっとグロい話ね。
浜下りって今は=潮干狩り、ピクニックっていう雰囲気らしいけどね。
でだ、夕方サトコちゃんから海に行く?って電話が来たのでちょうど出かけようかなとしていたところだったので一緒に行くことに。適当なビーチでいいよねって走っていって、名蔵湾のところでストップ。どこのビーチも車が数台とまっていてみんな繰り出してきているのがわかる。なんてったって快晴だもんね~。ただでさえ外出したくなるもんね。
名蔵湾はいつもそこそこ穏やかな海だけど、今日はこれまたものすごい凪の時間になっていて、海面がべたーーっと巨大な水溜り状態になっていた。そのまんま歩いていけちゃいそうだ。ビーチでBBQしている人もいて、まさに浜下りですって感じ。太陽が海に映りこんでいて、サンロードもくっきり。とろんとした黄身のような太陽からこぼれおちてます。
海水に足をつけるとこれまたあったか~~い。ヒヤってしない。まったく。柔らかな海水に足が溶けそうでした。
(こんな景色を見ていても、なかには立ち去るときにビーチに火がついたままのタバコを捨てていくやからがいるんだよね。こういう人ってそれだけで人格ごと嫌いになります)
夜、あまりにも空気が澄んでいるので、これは星も見に行かないとねってことで、夜の部は島を軽く一周する星空ドライブになりました。三日月にもならない、新月から2日目の極細の月が沈もうとしている。農道あたりは外灯もなくて暗闇なんだけど、空が開けていない。かといって開けているところ、たとえば漁港などは明かりがあって適当じゃない。玉取崎にまで行ってみたら、ここは自動販売機と外灯一本があるものの、集落の光もなくていい感じ。ここでしばらく雲ひとつない空を見てました。オリオン座がもうすぐ消えるってところだったな。
そろそろ次に行くかーっていうときにサトコちゃんがついさっきまでいたところを見たら、なにか光っていたので「携帯?」と思いきや、蛍でした。ってことはーと周りをよく見ると、あらま蛍だらけ。幼虫なので地面にはいつくばって光ってます。頭上も足元も無数の光。BGMはヒキガエル。素敵だー。
もう一ヶ所、玉取とは違う方角で星空を眺めて帰りました。流れ星・・見なかったな。
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