ジョーズ!?
漁港にて見てきました、サメ駆除。
近海で仕掛けた罠にかかったサメがあがるというので夕方ささっと行ったのだけど、想像以上にすごい光景が広がってました。車を置いたところは漁港からちょっと離れているのにもかかわらず、すでに独特のにおいが漂ってます。
漁船から次々とサメが運び出され、長さと重さと種類、場所などを記していく。そしてすぐにひれが切り落とされ、それからお腹を割いて巨大な肝臓を切り出していきます。あたり一面、血と脂の海。肝臓はどんどんダンボールに入れられ、宮古島に送られて肝油に、(はやりのスクワレンもこれからとれる)ひれはすべて気仙沼へ行ってふかひれに、身はかまぼこに。。

600kg超えたものはほんとにでかーい。小さいのは人が引っ張っていったけど、こうなるとフォークリフトじゃないと無理だね。
美ら海水族館からスタッフが来ていて、研究用に卵の中の液を採取していたりしたので、ちょっくら質問なんかをさせてもらった。写真真ん中にある白いものがサメの言ってみれば子宮みたいなもので、そこに卵と赤ちゃんが入っている。

これがイタチザメの赤ちゃん。お母さんの妊娠期間はおよそ1年!!今は10cmくらいでも生まれるときには70cmくらいになるらしい。人間の臨月なんか比じゃないくらいお腹がぱんぱんになるらしい。ざっと見て卵は100個はあったもん・・。全部孵らないとしても・・・ねぇ。卵幕は2重になっていてすっごく丈夫だった。広げるとかなりの面積。卵黄は相当あぶらっぽいみたいで踏んでる人が100%滑っていた・・・。
魚類だけど、赤ちゃん見てるとまるで哺乳類って感じだ。ちなみにサメって一口で言っても生まれ方は卵生と胎生があってさらに胎生にも3種類:卵黄依存型(ジンベエ)、卵黄・共食い型(ホホジロ)、胎盤型(シュモク・イタチ)があるそうな。
600kgオーバーのサメは迫力満点でしたー。
しかしいっぱいいたなぁ・・イタチザメ。
まだまだ成長がこれからという時点で残念ながら吊り上げられてしまった赤ちゃんザメたち。。
かわいそう・・と思いしばらくこれを壁紙にしてました。
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