【DAY14:BCN サグラダファミリアとカテドラル】
バルセロナ滞在2日目。
バルセロナに来たら素直にまずはサグラダファミリアに行かないとと、行き方を調べた。バスマップが欲しいとサンツ駅に行ってきたハハとエミコだが、どうもマップが全てはけているらしく、今後3週間どの置き場にもないと言われすごすご帰ってきた。アパートの棚を見たら、あった。あらラッキー。それをもってバス停に行き運転手に尋ねつつ、該当のバス停に到着。50番に乗っていざサグラダファミリアへ。地図で見てるとアパートからは遠い感じだったけど実際はそんなこともなく、20分も乗ってなかったような。BCNはかなり小さな街みたいです。
バスからサグラダファミリアが見えた。宇宙人のつくった塔みたいです。いい天気、塔を見上げると目がつぶれる。
チケットを買って入場。サグラダファミリアは子供のときのイメージでははるか昔から建築中の由緒正しい宗教施設だったけど、700年前、800年前の聖堂が世の中にたくさんあることを知ってしまった今では、200年もたっていないガウディ個人の実験的な創作で、ありがたいものというよりは奇怪な建築物というイメージ。
今、目の前でそれを見て、荘厳さよりはやはり妙ちくりんさを感じる。建て始めてからガウディがキリスト教の教えにがっぽりはまって自分なりの解釈をし、それを具現化したらしいのだけど、形がとにかく変。生誕のファサード、受難のファサード、今も建築中の栄光のファサードと3部からなっていて、生誕はあたたかくてにぎやか、受難は荒削りの像が怖さを醸し出し、栄光は陽気な雰囲気。
生誕のファサード↑。
受難のファサード↑。
地階の博物館で模型や力学上どうなってるかを見た後、じっくり建物を観察。ガウディがどうやって建物の力学的構造を考えたか↑。
そして塔にのぼるエレベーターで上がってみました。
このエレベーター、行きはよいよい、帰りはなんとやら。なぜならばくだりは階段のみ、それも300段。私はやめたほうがいいよと言いまくったけど、エミコは行くと。行っちゃいました。エレベーターガールは「おんぶで300段おりる」ということを止めはしません。
頂上。エレベーターから降りたら絶景が眼下に広がりました。高所恐怖症・・・膝がぷるぷる。背中があわ立つ。狭い廊下を抜け、階段スタート。
はじめは階段の幅もちょうどよく、怖い怖いといいつつも景色を眺める余裕あり。
ちょっと下がったところで塔から突き出しているテラスで休憩1分。
それから少しして階段が狭い螺旋階段になった・・・。右側に手すり、左は何もなし。ちょうど手すりにお尻があたってエミコが手を放さないといっちもさっちもいかない。急な螺旋なので右側の手すりをつかまらないとだめなので、半分私の体をずり落とす感じで降りていった。途中でせめてあと何段と標識があればいいけど、そんなものもない。後ろから人が来て渋滞するんじゃないかとか、もし高さすらない、くぐらなきゃいけないようなところが出てきたらどうしようかとか心配しつつ、必死に降りていった。
最後に行き止まり、あれ?と思って脇のドアを押したら開いた。そしてそこがゴールの地上だった。
エミコ、文字通り足が震えてました。あああよかったー。サグラダファミリアから一生出てこれないかと本気で思った。
お水飲んで一息入れた後、遅いランチを取りに近くのレストランへ。ハハがエミコを労おうと、パエリャ、アスパラガススープ、monkfishの煮込みを頼んでたんと食べさせました。シーフードパエリャ、具がたっぷりで旨みたっぷりでおいしかった。
エネルギー補充後、今度はバスで13世紀末から建築が始まったカテドラルに。概観は修復中で残念ながら建物を覆うシートに描かれた等身大の絵から想像するしかない。ぷらぷら歩いて周囲を散策。カテドラルの横腹にある中庭から、回廊を通って聖堂内に入ってみた。おおお、と感嘆。天井が高く、シンプルだけど統一感のある内装。このカテドラルは荘厳です。いくつか今までに見てきた聖堂の中では一番に落ち着く場所かも。中庭の椰子がエキゾチックな南国調だから馴染むのかしらん。
カテドラルを後にしてゴシック地域をぶらぶら。旧市街というとたいがい歩きにくいコブルだけどここの旧市街は道自体はスムーズで歩きやすい。BCN全部がそういう意味ではすごく歩きやすいところかも。過去のオリンピック効果なのか、とにかく歩道のスロープのつけ方が上手です。
ランブラス通りというBCN一人通りの多い道に出た。ボケリア市場にて生ハムや野菜を買いメトロでアパートに帰った。市場の生ハムの数がすごかったです。ぶら下がってる足の数が何本あることやら。
これぞまさにスペイン。
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