与那国島にいってきた。
与那国は八重山諸島に含まれてはいるものの、石垣から西に約110kmと結構距離があって、他の島に比べてなかなか簡単に足を伸ばせないところだ。行政区域的にも、単独で与那国町なので、あまり情報も入ってこず、ローカル新聞にも一応ネタはのるけど、人口も1600人ほどと少ないせいかそれほど目立ったことはない。晴れた日には台湾が見えて、いかにも国境に面した町といったところかしらん。もちろん、島は日本最西端の地。
石垣から与那国へは飛行機で30分かからないくらい。毎日出ている。曜日によっては一日二便あるけど、RACの小さな機体、ボンバルディアとなるので、私は荷物のことを考えてボーイングの方にした。那覇からも与那国行きの便があるけど、こちらも曜日限定、ボンバルディア。船は石垣からだと週に二便、4時間の旅。
離島割引カードを持ってると、今、与那国への片道飛行運賃が5700円といつもの8150円より安くなっている。「小規模離島航空路利用活性化事業」で「差額分については沖縄振興特別調整費を活用して補てんする」そうな。
JTAサイト
離島割引カードを持ってなくて、普通に往復運賃で買っても7150円。
行かなきゃねー!
与那国行きを決めたのはエミコが石垣にきてから。28日に慌てて離島割引カードを市役所にいってつくり、JALサイトで飛行機予約して、予約センターに電話して離島割引カード使用を伝えて、運賃がネット上で切り替わるのを見てから、ホテルを探して、すでにネット上では空室無しだったので電話してみたら空室あったので予約して、飛行機のチケットを購入し、レンタカーを予約した。
与那国島には24時間滞在となった。
9時55分発の便で与那国へ到着。
一応ベルト着用サインが消えてる数分間があった。
与那国空港のリフト車は壊れてて使えないので、おんぶでタラップ降りてった。おいてあったリフト車はおもいっきり錆びてていかにも放置されてますって感じ。私以外にふたりそれが必要な人たちがいたけど、まあちょっとは歩けてたから大丈夫だったのかな。
ホテルはアイランドリゾート与那国。数年前にできたとあって施設面では島で一番よかろうかと。あとは民宿やホテルと言っても入り口からしては入れない古いものがあるだけ。味があるのは民宿なんだけどね・・・。
送迎車に乗って数分でホテルに到着。
思っていたよりもずいぶん立派なホテルだった。トリプルの部屋は入り口も広くて使いやすかった。

レンタカーやさんがホテルに車を持ってきてくれたので、手続きをしてドライブスタート。乗捨は千円分ガソリン代を先払いするとOK。ガソリンスタンドが5時半に閉まるので、乗り捨てにして夜まで使用OKにしてみた。
米浜レンタカー
借りたのは「マーチクラス」のマーチ。
天気は生憎の曇天。↓役場。

お昼ごはん食べるところを探す。島は集落が三つあって一番大きいのが祖内、そして西に久部良、南に小さな比川がある。

祖内の町を食堂求めてうろつく。2年前にハハが食べた食堂のそばが目当て。行ってみると閉まっていた。
次にタウンガイドにあったとこに行く。土曜はやはり閉まっていた。
島で一番大きな商店に入ってみる。石垣のパン屋さんのパンを買う。普段なら買うことがないタイプのもの。
商店を見ると最低限のものが置いてはあるけど、1週間で栄養失調になりそうな雰囲気。野菜も種類がわずか、魚もほとんどない。生協を使ってるとは聞くけど、それも生鮮品は配達不可のことが多いらしい。
波照間レベルではないけど、あまり変わらないかも。少なくとも波照間には船がもっと出てるし近いもんなあ。
祖内は諦めて比川に行ってみる。祖納集落に手作りパン屋があったので、どんなもんかと二つほど購入。4km南下するだけでもう島の反対側に出ちゃう。

↑もはや誰が価値を認めるか。ドクターコトー診療所。敷地内に入ると300円チャージ。ちなみに2年前は建物の中に入ればチャージでした。カフェにすればいいのに。

比川集落にあるわかなそばにありついた。

お店に入ると濃いケモノ臭。メニュー見てもそばとライスしかないのになんでだろうと思っていたら、スープが豚骨だった。なるほど。オーダーしてからたっぷり待つことおよそ30分。こののんびりさは石垣と一緒だわ。

与那国といえば世界最大の蛾、ヨナグニサンと、カジキと、小さな与那国馬。蛾は見られなかったので多分本物より大きい↑のでいいことにする。


↓久部良。


最西端に到達。カジキもいた。

展望台で手作りパンをかじる。

最西端に立派なトイレがあったというハハ情報は、古い和式便座のものであったことが判明し、うーーん・・・と首をかしげて最西端を後にする。
久部良集落にきて、港のところにいかにも最近できたようなトイレ発見。入ってみよう!おお、むっちゃきれい!カジキマグロの釣り大会とかあるからかな。すばらしいホスピタリティ(いなかといえば公共事業)。

クブラバリ。岩の裂け目を妊婦も含めて人びとを飛ばせて口減らしにつかっていたとかなんとか。人頭税がきつかった時代の言い伝えです。

テッポウユリ。

与那国といえば○○さんちのお墓を見ないと、ということで墓地もしっかり見てくる。亀甲墓が並ぶ中ひときわゴージャスなそれはあった。
東側へ。風車が二基稼動していていい眺めだった。

馬の親子。仔馬は生まれたばかりっぽく、まだ足元がおぼつかない様子だった。

立神岩。

食堂で梅雨入り宣言を聞いたけど、一応うっすら晴れる時もあって助かった。

4/30-5/1与那国島24時間滞在②につづく。
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