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2012年9月19日 (水)

青森姉捨て山紀行4

下北半島を駆けるよ、わっしょい。

ブナ林の中でおはようさん。暑い中でのドライブで水不足に陥ってるせいか夜中にトイレで起きることなく眠れた。太陽は2日目もやる気満々だ。

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朝ごはんは1階の食堂でいただく。朝食のセットメニュー+ミニバイキング。部屋で取ることもできるよと言われたけどバイキングも気になるから、ここはおしりの穴をきゅっと引き締めて食堂へ。小鉢が並んだお膳はちょっとずついろいろ食べたい気分にぴったり。ここの朝ごはんは夕ごはんより印象良かった。

スタッフのおばさんは森を眺めて「あー、秋が来てる。色が変わってきてる」とつぶやいていた。私の目には青々とした森にしか見えないけど確実に季節は変わってきているらしい。

10時のチェックアウトとともに本日のドライブスタート。今回、荷物をまずはこのホテルに送っていたので、スーツケースから愛する便所サンダルをとって履き替えた。身軽にいこう。

薬研温泉から恐山へ。昨日来た道を少し戻って宇曽利山湖の方へ。山道をゆっくり進む。しばらくするとどこからともなく硫黄の香りがしてきた。4、50分で恐山到着。あ、と言う間もなく三途の川の橋を渡り終えていた。これって車で何の気なしに過ぎ去っちゃうもんなんだ。赤い橋を歩いて渡ってる人がいたけど、わざわざ車止めるのも面倒なのでスルーした。

恐山の寺社の駐車場に車を停める。大型バスのとこはがら空き。一般駐車場にはそこそこ車がある。全体にそんなに混んではいない。まず目に入るのはでっかい地蔵。6地蔵か。

拝観料を払って境内に入る。なにげにスロープが設置してあって異界への入り口は優しいつくり。お寺の前まで頑張ってあがり、イモウトがひとりで硫黄ガスが湧いている岩山を一周りしてくる。この数年、そういえば毎年のようにふたりでこういう硫黄のにおいを嗅いでるっけ。箱根の大涌谷、阿蘇山、北海道の硫黄山やカムイワッカの滝。地球の原始的な姿に触れられる気がしてなんかドキドキするのよね。

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岩山の部分から帰ってきたイモウト。硫黄の噴出はさほどでもなく、熱水もあまりなかったらしく、こんなもんかとちょっと恐山への畏怖レベル下がる。行けるとこまで行こうと言うので、ベンチのあるお堂の方へおんぶでゴー。風車がブンブン音を立てて回り、亡くなった人の名前を書いた御札が積まれているのを見ると、ここはやっぱりあちらの世界とつながってる場所とされてるんだなあと思う。ちなみにイタコはイタ子さんっていうキャラになっていた。

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敷地内には木の小屋が3棟あって、2棟が男湯、1棟が女湯になっている。男湯から出てきた兄ちゃんがにこやかに「いいよ」と言うので中に入ってみる。

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誰もいないのでイモウト、素っぱだかになって湯船に浸かる。私は足浴。硫黄くさくていいねー。

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駐車場へ出る。「霊場アイス」を買ってみる。イモウトチョイスでカシス、よもぎ、バナナ味の豪華ミックスでいってみた。(私はアイスに興味なし)

これ、アイス売りのおばさんへの寄付になった。

アイスと言うよりは氷菓。すっごい甘くて薄いフルーツ味で増粘剤たっぷり入ってそうなベタベタ加減でとんでもない速さで溶けて地面へ流れていった。

思いがけず恐山で長居しちゃったよ。この後大間に向かいます。

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