青森姉捨て山紀行1
青森県に行ってみよう。イモウトとふたりで6日間の旅を計画した。
なんで青森にしたか。特に理由はなし。とりあえず行ったところのないところに行ってみたい、何とはなしに恐山が気になる、っていうくらいか。私にとって青森は夜行列車で北海道に行くのに通過したことがあるくらい。イモウトは中学時代の卒業旅行以来なので初ではないけど、まあ、いっか。
ふたり旅は2001年のオランダ以来ってことで、そのときも現地にはRがいたから、こういう完全二人きりっていうシチュエーションは実は初めてだ。
私:身動き能力ゼロ。現状、今までで最高に動けない。2001年時の状態なんて今思えばかわいいもの。
つまり、トイレ・洗面・着替え・口にもの運ぶ・水分摂取・髪の毛とかす・結う・コルセット巻く・風呂に入れる・車に乗せる/車から降ろす・シートベルトする/はずす・カーブ時に体おさえる・車イス押す、などなど、一切合切がリピートしてすべてイモウトにかかってくる。私がかろうじてやってるのは呼吸と咀嚼と電動歯ブラシ持ってることくらいか??おまけに人よりも回数多くトイレに行くと訴えることか??
いつもいつもどうやったら省エネでいけるかということばかり考えて生活している私は、旅行中もできるだけ省エネでいけるように一応算段はした。持っていくものはすべてリストアップし、トイレ回数減らすためにも整腸剤を毎日飲み、苦手なストローも使い、・・・とそんくらいだけど。
イモウトは性格上昔からオンとオフが激しい。内向きと外向きの差が激しい。集中力があるときはすごいエネルギーを発するんだけど、そうじゃないときは溶けた餅みたいになって、のらりくらり。第三者がいる前では陽気で快活だけど、ハハや私とだと突然キレたり嘲笑したり、鼻息がシュッシュと音を立てる。
6日間、無事にやっていけるのだろうか。実は不安。イモウト自身も一応そこら辺自覚してるらしく、どこでブチ切れるかねと言ってる始末。
そんなわけで、無事にやっていく事を目標にするんじゃなくて、ここはいっそ手のかかる姉の始末をばということで、「恐山で?龍飛で?八甲田で?青森姉捨て山みちのくふたり→ひとり旅」となった。
ポイっとな。
旅程は、
①東北新幹線はやぶさで青森へ。レンタカーを借りて出発。
②薬研温泉泊
③恐山、大間、下北ドライブ
④青森市内散策
⑤八甲田、奥入瀬、十和田湖、弘前
⑥龍飛崎ドライブ
⑦市場で買い物、青森県立美術館
⑧東北新幹線はやぶさで大宮へ。
薬研温泉に一泊したあと、四泊は青森駅前の東横インを利用。
あちこちでポイっとされてきたけど、さて、私は今どこにいるんでしょうか。恐山がね、暑く乾燥していて、おどろおどろしい感じはなく、あの世とこの世を結ぶような、異界への入り口には見えず、捨てられなかったのよねえ。八甲田もよく晴れていて景色よく、八甲田山死の彷徨の様子は微塵もなく、ここでも捨てられなかったのよねえ。
龍飛。もしかしたらここかも。その理由は後述しよっと。
ま、結果的に事故ることなく、長距離移動もなんとかこなし、ひとり旅ではなくふたり旅で終われたわ♪
Vanilla Skyじゃないよね、The Sixth Senseじゃないよね、と言いつつ・・・・!
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