青森姉捨て山紀行9
龍飛崎であえなく木っ端微塵に吹き飛び、以降抜け殻がひょろろ~んと風に吹かれて彷徨います。
龍飛から青森までは来た道を素直に帰る。日本海側を回ろうとするとヘアピンカーブづくし、どうやら自衛隊が作ったっていうくらいハードなとこらしいので、心に余裕のない今は避けるが無難。蓬田は海沿いではなくバイパスを使ってスムーズに走る。このあたり、カカシを名物に仕立てているらしく、道端に頻繁にカカシがいるのだけど、言っちゃ悪いがかわいげがないのが多く、貧乏ったらしい。きっとかかしコンテストだとか、今年のネタとか、そんなのをやってるんだけど、なんかこう・・・事故起こしそうな視線なんだよね・・・。
青森には明るいうちに帰着。夜はホテルから歩いてすぐの大衆食堂で、ほたて貝焼きみそ定食ひとつとフライドポテト、お刺身を頼んだ。回転率のいい食堂で、おいしかったけど、煙草の煙にやられて早々に退散。どうしてこう食事する閉鎖空間で、平気で煙草吸えるんだろう。早く飲食店だけでも全面禁煙が当たり前にならんかなあ。
青森姉捨て済み紀行、最終日。
6日目の朝がやってきた。
帰りの新幹線は18時14分発。つまりまだまだ青森滞在時間はある。遠出する気はさらさらないので、最終日の予定はシンプルにお土産を買ったり、美術館に行ったりするだけ。
まずは日曜日に行った時に開いてはいたけどほぼ誰もいなかったAUGAの市場へ。今度はそれぞれの売り場にものがあり賑やかになっていた。乾燥ホタテや常温保存のしじみ、昆布など、基本的に日持ちするものだけ買う。AUGAが素敵なのは私が入れるトイレが3ヶ所もワンフロアにあること。市場にトイレがあるってだけでもすごいのに3ヶ所も。最近、広いトイレが家族連れや下痢男に占拠されてることが多くて、とにかく待つことが多いから2ヶ所あったりすると安心するのよねー。
古川市場にも行き、残っていた100円券を使い終える。ホタテの刺身をリピート。さらに焼きサンマも食べておく。
Aファクトリーではお菓子系を仕入れる。お買い物おしまい。
青森県立美術館へ。青森に来る前に横浜美術館で開催されていた奈良美智の展示会"a bit like you and me"にも行ってきたのだけど、横浜でのは去年から今年にかけての新しい作品が多かったのに対して、青森県立美術館には常設展示でいくつか過去の作品があるというのでせっかくだからと行ってみた。("a bit like you and me"は10/6~1/14に青森県立美術館でも開催される。)
韓国で出展していた≪ニュー・ソウルハウス≫、かわいかった~。
ただ、常設の作品はほんと、数えるほど。少なっ。拍子抜け。他の常設展示は・・・美術館の建物が近未来的で現代美術を期待すると、中に棟方志功の暑苦しい作品があったりしてちぐはぐでもあった。
特別展示の方は航空をテーマにしたものだったけど、あまりピンとくるものはなく・・・。航空を美術だけで捉えると退屈なんだな。それにテーマには沿っているんだろうけど統一性もなくて何を示したいのか意図がよくわからなかった。
美術館のカフェでカレーを1皿頼んで休憩。早めの夕食のようなそんなような。
新幹線に乗るまでまだ少し時間があったので、港まで降りてお昼寝タイム。北海道へと渡るフェリーが並んでいた。カモメが街灯に止まってゆるい排泄物をつけ、それが風に舞っていった。
レンタカー返却。いやー、かなり走ったもんだ。すっかり汚れて洗いがいのある車体になっていた。
新幹線に乗り込む。機嫌がよろしうないイモウトになんのかんのと無視され、無視されてるかと思うといきなり怒られ、ああもう、大人になれ!と思いつつできる限り無言で3時間弱を過ごした。大宮到着20時59分。
青森旅行、完。
実験結果:姉妹旅行は3日が限度です。
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コメント
いやぁー楽しく読ませていただきました青森紀行。
宮古島旅行も綺麗な写真がタクサンあったけど青
森も澄んだ風景に癒されました、はい。
でも可愛い顔した妹さんは怖いんだねー、お母さ
ん似なのかな、いや冗談冗談。
投稿: アリンクリン吉田 | 2012年10月22日 (月) 23時01分
最後までお読みいただきどうもです。
これ書いてまた喧嘩の種蒔いたかも!?
青森写真は今のところまだ自分の携帯に撮ったやつだけを載せてあります。あんまりというか全然いい絵が撮れない^^;
でもちょっとは撮っておいてよかった。
お次はどこに行きましょうかねえ。
龍飛から「わたし」を拾ってこなくちゃ。
投稿: 気弱な姉 | 2012年10月23日 (火) 11時53分