ブリュッセル散策2
ブリュッセル滞在3日目もひたすら街歩きに励む。
朝、サンプルに買っておいたチョコレートを食べ比べる。オレンジピールとシャンパンと名前を忘れた・・・プラリネの外側がないやつ。
んー、本場で食べてもゴディバはやっぱり甘すぎてアウトだな。オレンジピールがジャムってのも好みではない。
空が抜けるような青さになって、日向は眩しくて目が開けられないくらいだ。雨多きブリュッセルにはあるまじき晴れっぷり。Rはこの日は仕事にいき、リッチーは夕方の便でイギリスに帰るまでもうちょい一緒に散策。
美食の街で、まだ正統派のフリットを食べていないのでまずはフリット屋さんを目指す。トラムに乗ってグランプラ近くのエレベータのある駅まで行く。
フリット屋さんは小さなお店で、入り口にちょっとした行列ができている。正統派のフリットはRの説明を簡単にまとめると、それ用の品種のじゃが芋をカットして低温でじっくり揚げておき、オーダーが入ったら高温でカラッと揚げたもので、それにマヨネーズなどのソースをつけて食べるそうな。外側がカリカリでおいしいらしい。
どれどれ。ソースの選択はイモートとリッチーに任せる。できあがりまでに結構時間がかかる。2種類買ってでてきたので、グランプラに行って日陰を探してそこでありつく。揚げたて熱々のポテトはそりゃうまい。ピリピリ、という名の辛いソースとマヨネーズ系ソースを交互に食べる。
芋は腹に溜まる。それぞれの口に突っ込む。段々罰ゲームみたいになる。
完食。
真っ昼間のグランプラでのんびり。
よし、じゃ、次はワッフルにいこう。
レストランではなく、持ち帰りのワッフル屋さんのワッフルはリエージュのもの。ブリュッセルのワッフルはレストランで提供される。ということで、初日のものも2回目もリエージュのもの。サンプル見るとどれも甘そうなトッピングばかりで、クリーム大量載せとかチョコレートやシロップたっぷりとか、甘いもの好きなら喜べるんだろうけど、そうでもないから悩む。で、シロップを断って、生のイチゴだけを載せたワッフルにした。これならいける。
ワッフルを食べたあとは、またまたチョコレート屋さんへ。アイスクリームいくよ。
ジンジャーアイスとチョコレートアイス。
チョコレートも買う。私たちが初日に買った時、男の店員さんに頼んだら箱詰めにしてくれたんだけど、同じことをリッチーが頼んだら断られた上に、この日は女店員さんがいてふたりで喧嘩し始めたらしい。喧嘩というか「なんで箱あげるのよ」って女店員さんがやり込めるというか。でも板チョコをむき出しにしては持って帰れないよ。
リッチーとはここでお別れ。
本屋さんで中古の絵本を見繕う。フランス語をきっといつか読めるようにするんだと願いを込めて数冊買ってみる。DVDもあって欲しかったけど、これぞというものが目に入らず、これでいいかと適当に選ぶには安くはなかったので、買わないでおく。
ブリュッセル最後の晩餐はRと一緒にアールヌーボー様式の建物のレストランに行く。現代建築の画一的で効率のよさばかりをアピールしているような直線とメタルが目につく建物と違って、アールヌーボーが流行った時代の建物は重厚でパーツごとに丸みを帯びたデザインが全体に柔らかな雰囲気を出していて、居心地がよい。ランプシェードや鏡といった調度品もぬかりなく芸術的。
メニューから、ブリュッセル名物のチコリのベシャメルソース焼き、ブリュッセルソーセージ、生ニシンとチコリやリンゴのサラダ、ナスのチーズ焼きを頼む。一皿がそれほど量が多くなくて助かる。チコリって火を通すと苦味が増す。舌に残る。
デザートにアップルパイと、ブリュッセルワッフルを頼む。
ノンアルコールのベルギービールを飲む。Rは100 Belgium Beers to try before you die!のリストにあってまだ制覇していない銘柄をレストランの長いビールリストから見つけて頼む。67銘柄目、らしい。ちなみに本にある100銘柄を全制覇するのは相当難易度が高いらしい。たとえば中には修道院でつくってるビールもあって、量が少ないから前年に予約をするのだけど、車のナンバーを伝えておいてその車で実際に買いにいかないといけないとか。
ブリュッセルワッフルは生地が白い。
お腹いっぱいになって、お宿に帰る前にちょっと散策をする。
街中でよく目にするホタテ貝のマーク。これはサンチアゴデコンポステーラまで続く道しるべなんだけど、そのベルギーのスタート地点がここの公園にあった。ブリュッセルを知り尽くしているRが今まで気づいてなかったらしく、1個勉強したわーと喜んでいた。しかし、ここからサンチアゴデコンポステーラまでは、山越えもあっていかにもやりがいがありそうだ。
駅でトラムに乗るRと別れ、夜道を歩いて帰る。遊園地からこの日も絶叫が降ってきていた。
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