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2018年6月27日 (水)

台北-女三世代旅PartⅢ-④

台北で目覚める3回目の朝。天気予報だと午後に雨の時間帯もあるので、まずは午前中少し遠出をして、食器を見に行き、午後はまた市内中心部でうろついて、ひたすら台湾名物を食べることにした。

前夜に下唇に出血を見たオニコの傷はというと、まるで何事もなかったかのごとく、ツルッツルのきれいな粘膜になっている。一晩ですっかり癒えていた。最近ちょっとした切り傷や蚊に刺された痕がいつまでも残るようになった私からすると、この再生能力の高さは羨ましい。

ホテルでタクシーに乗る。運転手のおっちゃんに○○に行きたいとE子が告げると、今は食器見に行くならそっちじゃなくてもいい、こっちにしろと言う。ホテルのスタッフはそんなことないと言いたげだけど、おっちゃんの押しに負けて、言う通りにした。

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走ること10分やそこらで、おっちゃんが、ほらこの辺にそういう店があるだろ?あの辺りに車を停めるからなと言って降ろされた。確かに高架下には店が並んでいて、確かに厨房機器やなんかが見えるが、食器は?え?もしかしてほんのわずかにある、プラスチックのチープな皿とかカップを意味してる?と思った時にはおっちゃんはもう去っていた。業務用厨房機器、つまり冷凍庫やテーブルやでかい鍋やなんかを見に来たんじゃないのになあ。遠出して川の向こうに行くのを拒否された模様。

ま、仕方ないねと、ぷらぷら歩く。界隈の雑多でお世辞にもキレイとは言えない店の並びに、突然、豆漿と書かれた改装したばかりと思われるオシャレなお店が通りの角にあった。爽やかなお兄さんがカウンターにいたので、豆漿を試飲させてもらう。豆豉も味見する。お土産に持ち帰る。

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地図を見てどこに向かうか定める。

少し距離はあるけど、雑貨屋さんがありそうな界隈に向かうことにする。

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パパホエールという小洒落たホテルを通過する。ここ、西門町。世はサッカーワールドカップが始まったところ。

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ポツポツ雨が降る。

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ビル壁に取り付けられたエアコン室外機の数々。落っこちてきそう。

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魯肉飯のお店発見。ごはんにひき肉が乗った丼。塩辛いイメージで口に運んだら、予想外に優しい味で、あとを引く。

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麺もスパイシーだけど塩辛くないから食べやすい。

台北の歩道は、ビルが並ぶところでは軒先を深くして屋根をつくり、足元は1店舗ずつ床の高さを違えていても必ず隣同士スロープをつくっていて、陽に当たらずに、もしくは雨に濡れずに進むことができる。スロープは滑らか。これはバイクが多いからなんだろうけど、台北全般にバリアフリー感が強いのは、陳水扁さんの奥さんが車いすを使うからかなと思う。設計の段階の思想みたいなものを感じる。

歩いているうちにハハの脳内から雑貨屋さんに向かうことが消えて、胡椒餅を買いに行くことに置き換わっていた。いきなり違う方角に向かい始め、いきなり胡椒餅に話が飛んで、E子がムカーっと来てプチっと切れた。どうして決めたことをひっくり返すの?と。ハハは悪気はないのだけど、去年台北で自分が行ったお店に一種の守備範囲内の気持ちがあるから、そこに行きたいとなったら、行かないと落ち着かない。オニコは、ねえ!喧嘩してるの?お話してるの?ばあばを怒らないでと言う。喧嘩じゃないよ、お話だよと言って、兎にも角にも胡椒餅屋に向かうことにした。


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ハハが去年来た胡椒餅屋が見えて、「テリトリー内にいる」という安心感から俄然元気になる。ふたつ買う間、オニコはトイレへ。このトイレはだめ、あのセブンイレブンはトイレはない、さあどうしようとなって、ハハが三越がこの先にあるからそこに行くといいよと言った。無事トイレ終了。ハハ、これを手柄話として帰宅後リピート中。


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いったんホテルに撤収。胡椒餅は、スパイシーなハンバーグが小麦粉の生地に包まれてる。食べ進めるとスパイシーさが効いてくる。

お昼寝タイム。

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4時頃、再度お出かけ。行き先はまたもや龍山寺近辺。剥皮寮でまた休憩。一回行ったとこをまた行くのもオツなもの。目が慣れると最初とは違うものが見えて来る。

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夜市を冷やかして歩く。

路上に広げたシートの上に、どう頑張って想像力を膨らませてみても一文の値打ちもない、ガラクタらしいガラクタがたくさん並んでいる。相当酔っ払ってるか、罰ゲームか、はたまた売り手のおっちゃん達とのやり取りを楽しむか、劇で蚤の市を再現するか、それ以外にこのガラクタを買う機会はなさそう。これだけのものを毎回広げて仕舞うだけでも相当な労力だよねえ、実は何か別のものを売ってるのかねえと言いつつ、横目で流して行く。この通りには、かなり年齢がいっている女性が、それらしき服を着て暗がりに立っている。多分、春を売っているんだろう。屋台の中で断トツの人気を誇るのはカットされたスイカだ。みんなむしゃぶりついている。

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石垣でも夜市を真似して桟橋マーケットなるものを港で何度か開催しているけど、あんまり中身が伴っていない。オシャレ感を出そうとしてるのが見えるものの、アジアの屋台を謳うとなると、なんか違う。参加屋台数も少なく、値段は高めで、さっと見て終わってしまう。自然発生的な市のにおい、雑多な雰囲気、そういうのがイベントだと出ないんだろう。道交法で公道を遣うことを一律に禁止してる限り、取って付けたような夜市になるのはしょうがない。

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金城武とぶつからないかなあ。

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肉まん屋さんがあったので、高菜饅と海老餃子を注文する。この高菜饅がめちゃめちゃおいしかった。なんといっても塩辛くない。高菜シャキシャキ。オニコに、今日は何回ごはん食べるの?とあきれられる。

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夕方の日を浴びる龍山寺を、今度は正門から見る。富貴吉祥の文様を眺めご利益に預かるよう、おねだり。電光掲示板が、ちょい興ざめだけど。

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華西街夜市のアーケードに入る。

マッサージ屋さんがたくさん軒を連ねている。美容系の店内の床では、何人もの女の人が車座になってネイルをやっている。蛇を食べられる店もある。

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粥店があって、なかなかの賑わいを見せていたので、ここでお夕飯を取ることにした。路面に並べられた簡易テーブルに、適当に頼んだお惣菜とお粥を置く。周りではご飯やお粥に揚げた魚を乗せて食べてる人が多い。お店のお兄ちゃんが簡単な日本語を話すので、聞けばAさんという彼女が東京にいるらしい。彼女もここのお惣菜食べたことあるのかな。賑わってるだけあって、なんてことないお惣菜だけど、どれも美味しかった。

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ジュース屋さんでミックスジュースを飲む。搾りたての新鮮なジュース、うまい。日本だとフレッシュな果物があまりにも高級すぎて、こういうジュースもなかなかない。

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艋舺公園で何するまでもなく集う地元民に混ざって、日暮れどきのひとときを過ごす。そのうち、噴水ショーが始まる。おっちゃんに、日本人か?と聞かれ、日本人だと答える。何かわわ〜っと言われるけど、すまぬ、中国語も閩南語も分からない。E子が、なんで言葉が通じないのにああやってずっと話し続けるのかね、意味ないでしょ、理解出来ないと言う。非言語コミュニケーションってもんがあるでしょ、黙り込むよりよっぽどいいよ、返答なくても話し続けるのは人間性あるよと思う。

お菓子屋さんを覗いて月餅や大福を買う。店のおじちゃんもおばちゃんも、雰囲気が懐かしい感じ。応対が柔らかい。

ホテルに帰る道すがら、本屋さんがあったからのぞいていく。どうやら教科書や参考書、ドリルの類が置いてあるっぽい。E子は、じゃあ先にホテルのケーキ屋さん見に行ってるね〜、ごゆっくり〜と別れる。ハハ、こうなるともう途端に焦りの境地に陥る。私は本をちょっと見てみようと思ったのに、ハハは即出てしまう。行き当たりばったりの、目的が見えないことに時間を取ることへの怒りがすごい。spontaneousなことが受け入れられない。初めて入る店で、私も何がどうとは言えないのに、目的を言え!!っと路上で叱られる。もういいや、と、ホテルに行こうと言うと、今度は猛然と店に戻る。オニコがこれを見て、あ!車にひかれる!と思ったらしい。確かに危なかった。。何はともあれ、数冊、面白そうな本を買って来た。無駄に命がけ・・。

オニコは心配でホテルの部屋には戻らず、外で待っていた。

夜食にケーキを食し、1日が無事に済んだことをお祝い。

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4晩お世話になった変圧器。これのおかけで呼吸ができました。ありがとう。

最終日は帰る移動のみ。

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ホテルから桃園の空港へは、予め予約しておいた送迎車で向かう。空港でチェックインを済ませ、Wi-Fi端末を返却し、出国手続き。

オニコ、荷物を乗せるカートに乗りたくなって、乗る!乗る!と言い張る。乗る!ダメです!乗りたい!絶対にダメ!乗りたい!これは人は乗っちゃいけないやつなの!乗るーー!乗れません、ルールです!

私とハハは係りの人に連れて行かれて、待合室までひたすら移動。途中、お土産見るチャンスもなかった。E子はきっと免税店で何か買ってくるだろうと思いきや、オニコが全く店に寄られせてくれず、こちらも全くお土産見るチャンスなく。待合室から近いとこで肉まん買って軽食にした。

待合室で再びオニコと会って搭乗を待っている時に、カートの件を持ち出して来て、あの時はどうしても乗りたかったんだけど、ママにダメって言われたの。あれは人は乗っちゃいけなかったんだね、と語って来た。ちゃんと自分の中で折り合いをつけたらしく、話をまとめていた。よろしい。

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チャイナエアラインは帰りもほぼ台湾人客で占められていた。石垣に着くと、ターミナル出たとこでクラブメッドの出迎えがある。なるほど、みんな家族連れでここに行くのね。40分弱のフライト時間で帰島。

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石垣、暑い!!と空港ターミナルを出て叫んだ。
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飛行機代大人2人分(預け荷物は1人頭30kgまで):72,100円
空港ホテル間送迎(チャイルドシート1台追加)片道:NTD 1,750(6,614円)
Wi-Fi端末(無制限4GポケットWi-Fiレンタル5日間 KKDay):NTD397
ホテル(台北ガーデン ホテル4泊トリプルルーム):NTD19,137.75 (70,151 円)
レストラン5人+幼児:¥23,900円
海外旅行保険4人分(t@bihoたびほ):7,410円

1台湾ドルは約4円と概算して見てました。

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帰ってから見た映画
『ヤンヤン 夏の想い出』
『台北ストーリー』
『海角七号 君想う、国境の南』

そのうち見ようと思う映画
『セデック・バレ』
『悲情城市』
『KANO』

石垣で見たことあるドキュメンタリー
『はるかなるオンライ山〜八重山・沖縄パイン渡来記』
『海の彼方』

石垣で聞いたことある台湾原住民のレゲエシンガー
MATZKA
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李登輝元台湾総統が沖縄の慰霊の日に本島に来ていた。95歳。台湾の未来をどう見ているのか聞いてみたい。


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2018年6月26日 (火)

台北-女三世代旅PartⅢ-③

台北で目覚める2回目の朝。オニコはいつもすこぶる目覚めが良くて、むくっと身を起こすとぽーっとする時間も取らずにニコッと笑ってオハヨー!と言う。夜もよく寝るし、基本ぐずることがないから旅仲間として気軽でいい。

この日は、台北在住の叔母夫婦に会うことになった。上引水産にて待ち合わせ。前夜に街角で拾ったタクシーの運転手さんが沖縄に何度も遊びに来てる人で、色々話してくれる。オニコのお話にも翻訳アプリを通じて辛抱強く付き合ってくれる。ミンサー織りのストラップもつけている。気安い。上引水産には、この運転手さんに連れて行ってもらうように時間を言っておいたので、スムースに行けた。

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叔母、叔父と路上の市場を練り歩く。野菜、果物、魚、肉、端午の節句ともあって粽もたくさん。果物は石垣で見かけるものと被っているのが多いけど、種類も数ももっともっと多い。

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台所あればなあ、滞在日数も1週間あればなあ、色々買って味見できるけど、その辺は諦める。ほんの少しだけの気持ちで、粽ふたつと台東のココナツとタイのドリアンを買う。

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ココナツは、丸ごとの実をその場で穴開けて、ペットボトルに入れてくれる。この日はいったんホテルに帰るつもりが結局帰らずに、このペットボトルを冷やさずに持ち運んでいたけど、飲みきった後でもお腹壊さないで済んだ。ココナツジュースって薄い甘みのものが多いけど、これはしっかり甘みがあっておいしかった。

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無人島にココナツがあって、ジュースを取れたらめちゃくちゃ嬉しいよなあというロマンを飲む。

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粽はベジタリアン率10%の台湾とあって、屋台にベジタリアン向けと書いてあるのもある。買ったのはお肉入りと具なし。おじいが錆びの浮いた自転車で引っ張って来ている、飾り気のない、素朴な粽屋だ。

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上引水産は、おしゃれスポットだ。水槽に魚やカニ、エビが入れられていて、立ち食いや炭火焼き、寿司などを提供している。オープンエアのレストランに入って、海鮮焼きをランチにする。ここ、ミストが頭上から降ってくるがこれが湿度を上げてくれて、とにかく蒸し暑い。蒸し暑さには慣れてはいるけど、さらに熱々のものを食べるとなると、汗が胸を滴る。冷えた炭酸水が体に沁みる。

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叔母夫婦は在台歴16年。来た当初は台北のタクシーは運転手さんが車内で生活してるのも多かったけど、だいぶそういう人は姿を消して車も臭わなくなり、道路もどんどん整備され、全般にきれいになったらしい。


ランチ後は叔父はいったん帰宅。叔母とお茶屋さんに向かった。オニコはみんながお茶を試飲している間、クーラーの効いた店内でお昼寝。

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茶菓子をかじりながら冷茶に始まり、梨山の春茶に、阿里山のお茶に、鉄観音に、etc。お店のテレビで大阪の地震を知る。M6.1、最大震度6弱。

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叔母ともいったん別れ、夕方まで近辺を散策する。お茶を飲みすぎてるからこれだとすぐトイレに行きたくなるなあと思って、行きたくなる前にセブンイレブンに入っておく。

フットマッサージ屋さんがあったので入ることにする。人生初のマッサージ体験、私は20×2才、オニコ3才。

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大人は30分コース、オニコはみんな終わった頃に体験版で3分コース。大人がマッサージを受けている間、オニコは静かにするように言われてたから、私と他2人の間をそーっとうろうろして、囁き声で他2人のやってること(私は最初の足湯はやらなかったので)を私に伝えに来て、そのあとは母親のとこでおとなしくしていた。

ストリートを適当に流して、乾燥白キクラゲやらカラスミやらをお土産に買う。

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台北で働くドラえもん氏とくまモン氏。

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雨がポツポツ降り出したので、少し早いけど、タクシーをつかまえて予約してあるレストランに行く。台湾初心者だから、小籠包をちゃんと食べておこう。叔母夫婦も到着。

點水樓、南京店。

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オーソドックスな小籠包と蟹味噌小籠包を注文。

點水樓は小籠包の食べ放題をやっている店舗もあるので、大食漢ならそれもよし。現実には3、4個も食べれば大満足。

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デザートは焼いてある愛玉子。

鱈腹食べて、解散、夜遊びはしないでまっすぐホテルへ戻った。


子供は後先考えないで突っ走る。

ホテルの部屋にある灯りという灯りを消して行くオニコ。

暗いよー、つけてよー、と言っていたら、E子が窓辺に座って夜景綺麗だよと眺め始めた。それを聞きつけて、猛然と窓に向かうオニコ、はい、こけました。

窓辺に寄せてあったベッドの端っこから滑って、したたかに窓の桟に顔を打ち付けた。ギャーーと火がついたように泣き叫ぶ。怪我をチェックするE子。下唇から出血している。歯の跡がくっきり。ひとまず歯は折れてはいなかった。唇は腫れるかもねと、やっちゃったことは仕方ないと宥めて寝かせた。寝かせたあと、E子はひとり夜の街へ。カルフールでじっくりお買い物を楽しんできた。


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2018年6月25日 (月)

台北-女三世代旅PartⅢ-②

朝が来た。
変圧器の働きのおかげで呼吸器は問題なく稼動して、眠れた。ひと安心。

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前夜の残り物を朝ごはんにし、さてどこに行こうかと地図を広げる。ホテルから近いところに古刹である龍山寺があるので、そこを目指すことにして出発。

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歩き始めてすぐに汗だくに。ぷらぷら行くと剝皮寮と書いてある何やら風情のある建物に行き当たったので、入って早速休憩。3歳児、ここで遊ぶ。多目的トイレも完備してたので使ってみる。剝皮寮は、その昔、船で運んできた材木を下ろし、その皮を剥いでいたことに由来する名前で、Game of Thronesを見たばかりの私が一瞬思い浮かべたおどろおどろしいラムジー・ボルトンのとは違った。建物は清の時代にあったものを復元してあって、映画のロケに使われたりイベントに使われたりしている。

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壁に描いてある絵がかわいい。

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3歳児、剝皮寮でトイレしたいと言っていたけど、彼女のお眼鏡にかなうトイレがなくて、堪えた。

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龍山寺に到着。暑い。龍山寺にもちゃんとトイレはあったけど、ここでもやりたくないと言うのでそのまま持ち越し。台湾旅はこの後もトイレ行きたい→このトイレはいや→我慢、のループ。使えるトイレに当たるまで本人はずっと我慢、母親はずっと抱っこして探しに行く、なんてことがよくあった。お疲れさん。ちなみに、いやと言ってたトイレは別に汚いからという訳ではなく、まだおむつから卒業したルーキーとして、いろんなトイレに慣れてない分、少しでも完璧でないとダメという理由で却下されちゃうのだ。おばちゃんになって、トイレが近くなるとそうも言ってられなくなるのよ、ふふ。

台北のトイレ事情は車いす使いにも十分優しかったです。

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龍山寺はたまたま西側から入ったのだけど、ここがスロープあって車いす用入り口だった。正面はあとから見物。

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お供え物がたくさん置いてある台の脇にしばしいて、拝む人たち、占いをやる人たちを眺める。

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3歳児はお線香持っておじぎ。

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参拝を済ませたあとは、行列を作っていたおかゆ屋さんでお昼を仕入れてみる。周記肉粥店。お鍋持参で来ている人もいて、日常に溶け込んでいそうなお店だ。店内で食べる人と、持ち帰りの人とに列は分かれ、とりあえず持ち帰り客として代表で妹が並ぶ。お店のお兄さんに何か聞かれ、よく分からないまま適当に頼んだというおかゆを持って一旦ホテルへ戻った。揚げたお肉が入ったおかゆ、汗かいた後でおいしかったのは言うまでもない。

午後は、ハハがマッサージに行く間、他は休憩。3歳児殿にはお昼寝をしていただく。

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夕方、布地など手芸用品を売っている永楽市場に向かう。建物全部が布地屋さんなのだが、この日はあいにくのお休み。端午の節句だから休みが多いとは聞いていたけど、それでもかろうじて数店開いているところがあったので、そこを見て回る。そのうち3歳児が建物の中にいるのを嫌がり始めたので、撤退した。

物価という面では台湾は日本と変わらないものが多くて、生地も問屋と言っても格安にっこりっていう感じではないかな。

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外に出てうろちょろ。

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おいしそうな豆花・かき氷屋さんがあって、一度スルーしかけたけど入っておこうかとなって入店。壁には日本のテレビに出たとか日本のイベントに出店したとか写真が貼ってある。豆花は豆腐があったかくて、豆とシロップとのバランスがよくて、タロ芋団子がもちもちで、要はうまい。びっくり。かき氷はマンゴーたっぷり、ふわふわ牛乳氷。このお店、帰りに通った時には大行列で、とてもじゃないけど私が入る余地なんてなくなっていた。

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寧夏夜市が近くにあるので、攻めてみる。なんせすごい人混み。この夜市はストリート一本だけなので、まあなんとかなるだろうと、狭い通路に突っ込んでみた。ちょっとずつ人垣の中を進む。エリンギだけを焼く屋台、ソーセージが並ぶ屋台、ヌードルの屋台、いろいろある。人気店になると行列になっていて、進むのも一苦労だ。

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買いやすそうなところで、臭豆腐を買い、餃子店で水餃子を買って、そこの椅子とテーブルを使ってお夕飯にした。この夜市、小学校に面していて、日中は全然違う通りになるんだろう。

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暑くて冷たいものが飲みたくて、屋台でオレンジジュースとスイカジュースを購入。搾りたてのジュースで一日を終えた。

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2018年6月24日 (日)

台北-女三世代旅PartⅢ-①

女三世代旅行、北見、長崎に次いで第3弾は台北5日間旅、3歳児オニコ初の海外デビューです。

2018年6月16-20日。
石垣-台北:14:35-14:30
台北-石垣:11:40-13:35

時差は1時間。

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出発地は石垣島。チャイナエアラインが週に2回飛ばしている直行便を利用します。これ、チケット買った後で色々申告する際に、私の使っている呼吸器はチャイナエアライン認可のものではないから乗せられないと言われ、呆然。この機種ははFAA認証の一般的なもので、他の航空会社ではそんなこと言われたことないのに。だけれども問い合わせを重ねる中で、搭乗時に使用しないということを医師に書いてもらえるなら搭載だけはOKとなり、最終的に出発の2日前に「乗ってよし」と許可が下りるという、旅行だわーい(^o^)/という気持ちが起きるより、行けたらラッキー、行けなかったらチケット代や各キャンセル代に泣くなという暗いモヤモヤ感の湧く旅の事始めでした。

そんなわけでガイドブックを見る気も起こらず、どこに行こう、何食べようという計画は一切立てずに出発。何か台湾関連のものを読もうと思って広げたのは、リービ英雄の小説二編と小林よしのりのゴーマニズム宣言と戴國輝『台湾という名のヤヌス』。近現代史が脳内に空白を作っているから、台湾を少しでも知らなくてはと悪食混じりに読み散らかす。

飛行機には乗れることになったが、今度は直前に台風発生。しかも台湾から先島に向かってくるなんて、これっていつもとは逆のベクトル。弱小台風でも一時風雨は強まり、ほぼ停滞の天気情報にワジワジーしながら「早く進め」と念じ、当日は影響なく済んだ。桃園国際空港では那覇からの便は8時間ディレイとなっていたから、ほんと、ギリギリセーフだった。こういう先の見えないハラハラ感はできればしたくない。(台風情報画像はtenki.jpより。中心気圧は先島を過ぎた16日朝の時点で994hPaだった。)

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石垣空港へは搭乗開始時刻の1時間半前に行く。こぢんまりとした国際線ターミナルは、チェックインカウンターとイミグレーションカウンターと数m離れてるだけ。待合室には二台の飲み物の自販機があるだけ。香港に行った時も待合室はごった返していたけど、台湾に飛ぶ便でも同様に人でみっちり。設計した人は飛行機に乗る人数を考慮したのかしらと訝りたくなる。チェックイン後が暇だ。乗客は子連れ率高し。ただ、トイレはちゃんと車イス用もあるので気は楽だ。

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台北からの便が20分ほど遅れて到着。しばらくして搭乗開始。ボーディングブリッジは使えないので機体まで外を歩く。無事、離陸。フライトスケジュールは55分だけど、実際に飛んでいる時間は33分。シートベルトサインが消えると、急いで軽食のサンドイッチが配られ、高度6000mちょいの低いところを飛んで程なくして降下開始。あっという間に桃園国際空港に着いた。


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係りの人に連れられてイミグレーションを済ませ、両替もどうぞと言われたのでさくっと済ませ、荷物を引き取った。入国カードはあらかじめ家でオンラインでやってあって、通用するかなあと半信半疑だったけど、何も言われなかったのでそれで良かったらしい。簡単でよろし。

空港からホテルへは、子連れでチャイルドシート必要だったのと、車イスやらスーツケースやらがあったから、送迎サービスを予約しておいた。運転手さんを待つ間にポータブルのWi-Fi機器をレンタル。これもあらかじめ予約しておいたからさくっと。

送迎車は乗ったことないけど、まるでロケバスのような立派な車。快適。

宿泊先は台北ガーデンホテル。トリプルルームがあるのがここくらいだったっていうのが選択理由。日本語OKのスタッフさんが常時いるのも安心だ。予約時にシャワーブースにプラスチック椅子を置くように頼んでおいたらちゃんと用意してくれていた。

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さて、ここまでは至極順調にきていたのだけど、チェックインして部屋に入り、まずは呼吸器をプラグにつなぐと・・・アラームが鳴る。別のところはどうだ?こっちもダメだと繰り返し、全プラグダメだと分かる。電圧が安定していないっぽい。だんだん内部バッテリーの目盛りが減っていく。一晩はもつとして、翌日からどうしよう・・・。まさかの徹夜か?五年前ならまだしも、今は呼吸器なければ体力が続かない。心臓ぱっぱらぱー、きつい頭痛が起こる。E子が呼吸器を持ってロビーに行き、了承を得た上でプラグに挿す。アラームが鳴る。とそこで、ホテルスタッフさんが以前にも同じことがあって変圧器で対応したと、特に驚くこともなく言って、技術部の人を部屋に呼んでくれた。沖縄の医療機器業者にも連絡して、変圧器にしばらくつなぐと大丈夫になると言われ、それに望みを託すことにした。はじめはアラームが出ていたが、警告音はおさまり、夜には通常モードになった。変圧器さまさま。前例があって良かった。E子はトラブルあってこその旅だと鷹揚に構えていて助かった。

呼吸器問題はひとまず変圧器に任せ、初日の晩はホテル近辺をうろつくことにした。

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若者の街、西門町Ximenへ引かれていく。MRTの駅のところから人がどっと増える。駅の周囲は、大陸ではご法度の法輪功がらみのグループが活動している。繁華街は土曜日ということもあって人にぶつからずに歩くのは無理っていう、島人には怯えるばかりの人出。ギンギラギンのネオンに騒々しいBGM。映画館もあって楽しそうではある。

気軽そうな海鮮料理屋さんがあって、若者中心に栄えていたので、入ってみる。適当に注文。漢字が読めない。類推していく。

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羊肉の炒めものがピカイチにおいしかった。頼みすぎたので持ち帰り。

ホテルの前の交差点を渡ってカルフールに入る。9時を回るというのに、お客さんいっぱい。子供も目につく。食品売場のフロアをざっと見て、水や牛乳、ヨーグルトなどを買い込んだ。

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2018年6月 1日 (金)

5/17-31チーバくんちへ

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2週間の房総半島暮らしをしてきた。

到着後、部屋で休んでると3才半ばのオニコさんが保育園から帰ってきた。
「Mしゃんとばあばがいると嬉しいねえ」と彼女が得意とする、これ言ったら嬉しいよねゼリフを決める。

5月は房総半島もあったかい。ともすると暑いくらい。

朝、

あったかくしようか。(床暖房つけようとする😏)
いらないよ。
つけよう。
今日はあったかいからいらないよ。
ばあばの足、床歩いたら冷たくなっちゃう。
大丈夫だからいらないよ。
つけてあげるよ。
熱くなるからいらないよ。
熱くならないよ。あったかいんだよ。

床暖房のボタンをいじりたいだけのオニコさんに、「お着替えしようか!ボタンとめられる?見せて見せて。」と気をそらせて事なきを得た。

18日は(金)はイオンモールでぶらぶら~、
19日は山女が泊まりに来て、
20日は神保町に一緒にお出かけ〜
21日はおうちでゴロゴロ、
22日は館山までドライブ〜、

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23日は港北イケアでぶらぶら〜、
24日はニトリでぶらぶら、ばあばは銀座へお出かけ〜、
25日はおうちでゴロゴロ、
26日は幕張でレッドブルエアレース観戦、

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27日はオニコとお散歩&山女とディナー@ビストロE子、
28日はおうちでゴロゴロ、
29日はシネマでゲティ家の身代金を見て~、
30日は地元の回転寿司屋さんへ~

トゥリャトゥリャトゥリャトゥリャトゥリャリャ、トゥリャトゥリャトゥリャトゥリャリャ〜

オニコは仕切り魔だから、会話してて相槌うつと相槌禁止するし、座る場所はやっぱり指定するし、言うセリフも決めてくるし、辻褄が合わないことは逐一指摘するし、すっかりテーゲー精神が身についた私としては、ええい、見逃せ、うるさーいと思うが付き合ったさ。

最後にチューしてくれたから良しとしよう。顔動かさないでねって言われつつ。

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