英連邦戦死者墓地
英連邦戦死者墓地(Yokohama War Cemetery)でお墓参りをした話。
9/1にメルボルンのおじちゃんから1通のメールを受け取った。いつものギャグ混じりのメールかなあと開いたら、そこには「家族のルーツを調べていたらこんな資料を見つけた」とあって、画像が添付してあった。
祖父の兄弟がどうやら戦時中に日本の捕虜となり、横浜に墓地がありそこに埋葬されているらしい。
Can you find out any information thru Japanese newspapers or articles which might shed some light on how he got to Japan and pictures of the headstone ?
調べてみよう。
英連邦戦死者墓地を検索すると、埋葬者のリストがあり、ビンゴ!名前や死因などが掲載されていた。
横浜のぴろみちゃんに連絡すると、時間あったら墓石探して来るよと言ってくれて、ほんとに行ってきてくれた。
9/10、川崎の病院に行きがてら、私も保土ケ谷区にある戦死者墓地に行ってきた。当日はすこーんと抜けるような青空で焦げるような暑さ。1時にぴろみ&じぃと墓地で待ち合わせした。墓地は丘の頂にあって急な坂道を登っていくと、木陰に潜むように門があった。
丘の上は平坦で緩やかな傾斜がついている。ぴろみ&じぃが下見しておいてくれたから、目指す墓石までは迷うことなく行ける。正直この暑さと眩しさでは、ぱっと行ってオーストラリア区からひとつの墓石をたどるのは不可能だったと思う。先発隊に感謝!!
墓地は芝生が敷き詰められ、とても良く手入れされているのが見て取れる。墓地を囲む木々は大きく枝を伸ばしていて年月を感じさせる。広々としていて静かで、すぐ脇に家々が密集しているのが信じられない。
Thomas Peters
1917(1918とも)年8月16日生まれ。
サウスオーストラリアのカディナ出身、元農民でオーストラリア軍に入ってドライバーとして従軍。シンガポールで捕虜となり、福岡第17分所(大牟田・三池炭鉱)に収容され、1944年12月20日急性心膜炎にて死亡。
庭のダリアを摘んで墓前に供えてきた。Restin peace.
メルボルンのおじちゃんには墓地の印象を書き、写真を送った。
ついでにアマプラで『サンダカン八番娼館 望郷』を見た。サンダカン死の行進にまつわるものもと探したけど簡単に見られるものはなかったな。
POW研究会
http://www.powresearch.jp/jp/archive/powlist/cemetery.html
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