初秋の山梨へ 甲府一泊旅1/2
10/9〜10 湯村温泉郷にある古いビジネスホテル、湯村ホテルにステイ
お嬢の秋休みを利用して月火で一泊旅に出ることにした。今年私は県外に出るといっても通院と渋谷のライブに行ったくらいで、県内でおとなしくしていたのでこれが2023年唯一のお泊まりでの遠出。貴重だ。
行き先候補は山梨、栃木、長野で、メンバーは6名。和洋室で温泉あって、私でも大丈夫そうなところとなるとめちゃくちゃ選択肢は限られる。条件検索で出てきた湯村ホテル、ちょうどいいかも、と予約した。なぜか子供を含めて検索すると空室なしになるので、布団いらない坊の分も大人として予約した。ホテルのホームページには高橋英樹・真麻親子が微笑む写真があったけど、ごめん、予約した後に言われて気づいた。彼らの広告宣伝費、いくらだろ。このホテルは昨年民事再生適用になりBBH傘下に入ったらしく、このグループのホテルの顔が高橋親子らしい。
出発の朝。空は雨模様。8時半発の予定は9時になった。
9時1分、荷物も積み込み、人間も乗り込み、よし行くぞ!となった瞬間、坊がくしゃみをして鼻水だらー。1分後、母が「あ、パンツ、ビデ洗浄(略)」と叫んで取りかえに家に入る。名誉のために言っておくけど、母はまだ尿漏れや便失禁とは無縁です。9時8分、出発。と思ったら、セブンイレブンに寄りたいという声があがる。9時20分、ようやくホントに出発。
1時間後、幡ヶ谷あたりを走る。すこぶる順調。
石川パーキングエリアでひと休憩。雨がしとしと降っていてフロントガラスにきれいな水玉を作っている。
中央道は相模湖のところで反対車線で事故が発生していて長い長い渋滞が続いている。それをわき目に見ながら、談合坂を過ぎ、あまり通りたくはないけど通らざるを得ない笹子トンネルを通過。山間の集落を見ると、ここに今どれくらいの人が住んでいるんだろうと思う。
車は順調に進み、高速を降りて出発から2時間半ほどで甲府市内に入った。最初の目的地設定は宝石が展示してあるクリスタル・ミュージアム。12時ちょい前に到着。
寝ていたお嬢に、車降りていいよーと言うけど、降りない。こういう時の初動の遅さとそこはかとない不機嫌さ、私に通じるところがある。だから面倒くさいなあと思うと同時にその気持ち分かるわーとも思う。ようやく降りるとなったら、今度はポシェットがないと騒ぎ出す。ハンカチくらいしか入ってなくても、外に出る時には必ず身につけていたい、女子の強固なこだわりを発揮。
私は車で待っていた。お嬢は宝石ミュージアムに入ったら入ったで長居する。お土産を選ぶとなったら長い長い。向かいの中華屋さんが開いていればお昼にちょうど良さそうなのにと眺めていたけど、どうやら定休日。お嬢が私のために館内で展示されている水晶を撮影してくれた。サンキュー。
みんなが戻って来て、さあランチどうする?となり、雨なのもあって、街歩きして探すには厳しいので、思い切って南アルプス市の道の駅に向かうことにした。ナビでは所要17分。アルプス通りという晴れていたら絶景なんだろうと思う通りを雨の中行く。山どこですか。
道の駅に到着。農協の販売所が隣にある。
道の駅、トイレしかない。あれ?お弁当類はないの?農協に移動して中に入るもここも棚にあるのは未加工の野菜中心で、昼食にするには適当でない。
車に戻って逡巡した後、甲府駅方面へ。後ろからお嬢が「サイゼリヤ行く!お腹すいた」とやかましい。サイゼリヤ、君はつい数日前にも2週続けて行ったでしょう。却下。私は20年以上前に行ったっきりだけどな。
駅近くにシャトレーゼテラスがある。テラス?何?と調べると軽食も提供しているカフェらしい。山梨といえばシャトレーゼ。ここにしよう。
食事としてのメニューはカレーとピザとほうとうのみ。カレーとピザを頼む。カレーは塩気の効いた、万人受けするであろうジャパニーズカレー。お嬢はカレーを1杯半、ピザ1切れ、そしてチョコレートケーキへいく。知ってか知らずかの低糖質ケーキ。私は好みではないけど、あえてモンブランをオーダー。ちょい前にチューリッヒの友人と栗の話をしていて、"I actually prefer vermicelles, do you know them?"と言っていて、あ、あちらではパスタにちなんでモンブランをvermicellesって言うんだって知って頭の片隅にあったから。
モンブラン/vermicelles、いける。
お腹を満たして甲府駅方面に回ってからホテルに向かう。甲府は県庁所在地特有のどこか寂れた感が否めない。4時、チェックイン。フロント近くに牙をつけられたハロウィン仕様の高橋英樹・真麻親子が笑顔でお出迎え。やたら閉まるのが速く、センサーある?って勘ぐりたくなるエレベータドアに何度も挟まれつつ、ようやく抜け出てお部屋到着。お部屋は和室+2ベッドの洋室で部屋入口からベッド脇に車いすでそのまま行けて、ラッキーなつくり。とりあえずベッドにごろん。みんなは温泉へ。じいじが「いいお湯だった」と満足気に帰ってきた。
夕飯は2手に分かれ、お子含む3名はホテルの食堂へ、私含む3名はお部屋で予め予約を入れていた仕出し弁当をいただく。温かいおつゆの蕎麦が美味しい。でも蕎麦+米で炭水化物まつりで到底食べきれず、だいぶ残してしまったのは無念。
さて、ホテルには大浴場以外に貸切露天風呂もあって空いていればいつでも入れる。私は行くつもりはなかったけど、ここは頑張るべきところじゃない?ということで、行ってきた。渡り廊下の先の3段の階段はおんぶで。脱衣場で服を脱ぎ、おんぶでいざ入水。寝そべって浮いた。坊が裸になって自分は一切お湯に入らず、手桶で何度も何度も、それはそれは真剣な面持ちでお湯を汲んでかけてくれる。十二分にあったまった。
あとは寝るだけ。おやすみなさい。
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