8/25 Day4
午前中はホテルで寝ていようかと思ったけれど、短い滞在期間で半日潰すのももったいないと思い直し、出かけることにした。
朝ごはん時に、残しておいたクマヤキを巡ってうちの旅行にはつきものの絶叫交えた喧嘩が勃発。昔旭川でもやったよなあと思い起こす。発端は些細なことだけど、コミュニケーションに難があって、通常なら伝わるものが伝わらない母と、それが耐えられず導火線が短くなっている妹。ベッドに身を投げ、この世の終わりとばかりに泣き叫ぶ母の状態を引き金に甥っ子の癇癪というか、一切の言葉がけが通用しなくなって、殴る蹴るの暴力が炸裂。30分ほどhell timeを過ごした後、ようやく鎮火。
気を取り直して、お出かけ!北見駅へ向かう。
カーリングのオブジェがある。廃材再利用を謳っていて、色はくすんだグレーベース。
まずはチーズケーキ、「赤いサイロ」の本店、清月へ。うちには今までに食べた赤いサイロの箱がいくつあるんだろうってくらい溜まっている。このケーキ、ふわふわで溶けるような舌触りと、しっかりしたチーズの味が美味しい。
店内はお菓子天国。赤いサイロのマスキングテープやメモ帳、マグネットなんかのグッズもある。生ケーキもあって、今どき見ないような200円台というリーズナブルな値札がついている。試しにティラミスやチョコケーキなどを買う。その他赤いサイロをはじめ、チーズサブレやブランデーケーキ、バウムクーヘンなどなどしこたま甘いものを買い込む。
すっかり重たくなった荷物を姪っ子も手伝ってホテルに運ぶ。
車に乗り込んで相内のおじさんの家(ひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんが昔住んでいた家)に向かう。子供の頃から幾度か泊まっていた家。前はぼっとん便所で、2階のトイレなんぞ蓋を開けると真っ暗な穴が広がっていて、怖い怖いと震えながらしゃがんでいた。今はリフォームしてあって、少なくとも1階はパッと見、新築と変わりないツヤツヤのフローリング。トイレもお風呂もきれい。数年前におじいちゃんの妹が亡くなったけど、このおばさんのために手すりも張り巡らせてある。
玄関にスロープ置いたら家に入れるなあとぼんやり思いつつ、たたきでティラミスを食べる。あー、美味しい。と、ここで恐れていた神様の降臨。どうする、どうする。。
結局おんぶでトイレに行った。見納めしに来た家でマーキング。私らしい。ここでおばさんの手すりが大いに役立った。ありがとう。
お昼は道挟んで向かいにあるお蕎麦屋さん、やま源に行く。テーブルには4人しか座れないという店のおばちゃんに、私は椅子がいらないからテーブル1つでいいと言うのに、4人しか座れないと繰り返すおばちゃん。ひとりでホールやってて手が空かないようなことを繰り返す。噛み合わないので、とりあえず1つのテーブルを使う。カレー蕎麦や冷やし蕎麦などを注文。十割の田舎蕎麦。
相内のバス停。どんどん便数が減っているらしい。
おじさんが小学生の時から趣味にしている模型飛行機。アルコールを燃料に飛ぶ。
午後は周辺をおじさんナビで北見地区農道離着陸場(スカイポートきたみ)などを周ってから、留辺蘂へ。時間があれば温根湯にあるつるつる温泉に行くのもありだけど、家族風呂がないのでパス。道の駅 おんねゆ温泉で遊んだ。留辺蘂は木材の集積地だったので、ここの道の駅はそれにちなんで木材を使ったワークショップや「世界最大級のからくりハト時計塔」、木製の遊具があって、子供を遊ばせるにはまずまずのところ。敷地には北の大地の水族館(山の水族館)もある。
ハト時計、10年前にも見たけど、壊れずに動いてるだけ拍手。木でできたアナログなゲームもあって、その音声といい、雰囲気といい、まるでイカゲーム。負けたら撃たれそう。
水族館はオープンからまだ日が浅かった前回と比べて、手書きやプリントされた説明が増えていて、展示されてる生き物の種類も増えていた。ここで熱帯淡水魚を見る意義はよく分からないけど、凍てつく地でアロワナやピラルクーを飼育できるのはすごいよな。
屋外の水槽を屋内から見る。真骨頂は冬場に凍った水面下で泳ぐ魚を見ることなんだろうけど、今は夏。水流が結構ツヨツヨ。
体長1mのイトウが泳ぐ。赤ちゃんイトウもいる。
エゾサンショウウオの餌付けを見る。
水族館のおみやげコーナーでUFOキャッチャーをやるも撃沈。いくらかの寄付になったかな。
花豆ソフトクリームを食べて休憩後、北見市内に戻った。
夜はオホーツクビールのレストランでおじさんやはとこ一家とご飯。焼肉屋さんや和食屋さんなど、おじさんたちがよく行くお店がいっぱいで予約が取れず、地ビールレストランをはとこが予約してくれた。レストラン入口にスロープを置いてくれて、1Fに人数分の席が用意されていた。
人数多いこともあって、メニュー表にある料理をかたっぱしからどんどん注文していく。乾杯。アルコールのダメな母も私もノンアルビールがあったおかげで地ビールの味を楽しめた。
玉ねぎを丸ごと揚げたもの、オホーツク塩焼きそば、エゾ鹿肉のビール酢煮込み、エゾ鹿ソーセージ、白花豆のハーブサラダ、チーズ、カルパッチョなどなど。満腹。
北海道に来ると何食べても美味しい。ホタテが美味い。
北見の最後の晩を満喫して締めくくった。
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