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2025年10月16日 (木)

北見旅⑥

8/26 Day5

5日間の旅の最終日。JAL564便、女満別を15:05に発ち、羽田に17:00に着く。午前中、北見駅近くのセイコーマートとPARABOに行ってお買い物。セコマのレジ横にオランダ家の楽花生パイがあって、おう、こんなところで目にするとは、誰か買ったかなと、房総の住民としてちょっぴり気になった。

PARABOがお休みという表示にドキッとしたけど地下の食品街は開いていたので、そこで北見土産を物色。

車に乗って、ガススタでオイルを入れ、甥っ子がどうしても行くと言って聞かないから行かせた某ペットショップで甥っ子たちをピックアップ、クロネコヤマトで荷物を出し、空港へ向かった。途中、懐かしのドライブインに寄ってあげいもを求めるもメニューに見当たらず。10年前に食べたやつ、手作りでアツアツ、絶品だったのが忘れられない。ノスタルジーに浸れない。

女満別空港着。レンタカー返却。空港におじさんたちがお見送りに来てくれた。ありがたや〜。しっかり握手して、またね、と言った。ちなみに40年前はこの空港で、E子がおじさんに次会うときはそのお腹引っ込めてねと言ったらしい。40年経ってもビール腹は立派だった。大黒様のようで良きこと。

ヨーグルトドリンクで水分とカロリーを摂取し、トイレを済ませ、いざ搭乗。行きで学習したので帰りは着座が少しはスムーズにいった。羽田上空で少々待たされた後、着陸。パッチワーク模様の畑が広がる大地から、くすんだ灰色のコンクリートの塊に帰ってきた。

帰宅。

体幹なくしてからの旅行は、正直不安だったものの、なんとか無事にやり終えた。呼吸器もエラー起こさず、ずっとシュパーっとエアーを送り続けてくれた。夜間に外部バッテリーの充電するから加湿器を使えないこともあったけど、喉は無事。痰もなし。

ちょっと必死さはあるけど、なんだかんだでよく食べたもんだ。疲労感は特になし。何なら翌日また北海道に行こうと思えるくらいには元気だった。

10年ぶりの道東、やっぱりいいところだ!網走湖や屈斜路湖畔のキャンプ場でテント張って眠りにつきたい。

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2025年10月14日 (火)

北見旅⑤

8/25 Day4

午前中はホテルで寝ていようかと思ったけれど、短い滞在期間で半日潰すのももったいないと思い直し、出かけることにした。

朝ごはん時に、残しておいたクマヤキを巡ってうちの旅行にはつきものの絶叫交えた喧嘩が勃発。昔旭川でもやったよなあと思い起こす。発端は些細なことだけど、コミュニケーションに難があって、通常なら伝わるものが伝わらない母と、それが耐えられず導火線が短くなっている妹。ベッドに身を投げ、この世の終わりとばかりに泣き叫ぶ母の状態を引き金に甥っ子の癇癪というか、一切の言葉がけが通用しなくなって、殴る蹴るの暴力が炸裂。30分ほどhell timeを過ごした後、ようやく鎮火。

気を取り直して、お出かけ!北見駅へ向かう。

カーリングのオブジェがある。廃材再利用を謳っていて、色はくすんだグレーベース。

まずはチーズケーキ、「赤いサイロ」の本店、清月へ。うちには今までに食べた赤いサイロの箱がいくつあるんだろうってくらい溜まっている。このケーキ、ふわふわで溶けるような舌触りと、しっかりしたチーズの味が美味しい。

店内はお菓子天国。赤いサイロのマスキングテープやメモ帳、マグネットなんかのグッズもある。生ケーキもあって、今どき見ないような200円台というリーズナブルな値札がついている。試しにティラミスやチョコケーキなどを買う。その他赤いサイロをはじめ、チーズサブレやブランデーケーキ、バウムクーヘンなどなどしこたま甘いものを買い込む。

すっかり重たくなった荷物を姪っ子も手伝ってホテルに運ぶ。

車に乗り込んで相内のおじさんの家(ひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんが昔住んでいた家)に向かう。子供の頃から幾度か泊まっていた家。前はぼっとん便所で、2階のトイレなんぞ蓋を開けると真っ暗な穴が広がっていて、怖い怖いと震えながらしゃがんでいた。今はリフォームしてあって、少なくとも1階はパッと見、新築と変わりないツヤツヤのフローリング。トイレもお風呂もきれい。数年前におじいちゃんの妹が亡くなったけど、このおばさんのために手すりも張り巡らせてある。

玄関にスロープ置いたら家に入れるなあとぼんやり思いつつ、たたきでティラミスを食べる。あー、美味しい。と、ここで恐れていた神様の降臨。どうする、どうする。。

結局おんぶでトイレに行った。見納めしに来た家でマーキング。私らしい。ここでおばさんの手すりが大いに役立った。ありがとう。

お昼は道挟んで向かいにあるお蕎麦屋さん、やま源に行く。テーブルには4人しか座れないという店のおばちゃんに、私は椅子がいらないからテーブル1つでいいと言うのに、4人しか座れないと繰り返すおばちゃん。ひとりでホールやってて手が空かないようなことを繰り返す。噛み合わないので、とりあえず1つのテーブルを使う。カレー蕎麦や冷やし蕎麦などを注文。十割の田舎蕎麦。


相内のバス停。どんどん便数が減っているらしい。

おじさんが小学生の時から趣味にしている模型飛行機。アルコールを燃料に飛ぶ。

午後は周辺をおじさんナビで北見地区農道離着陸場(スカイポートきたみ)などを周ってから、留辺蘂へ。時間があれば温根湯にあるつるつる温泉に行くのもありだけど、家族風呂がないのでパス。道の駅 おんねゆ温泉で遊んだ。留辺蘂は木材の集積地だったので、ここの道の駅はそれにちなんで木材を使ったワークショップや「世界最大級のからくりハト時計塔」、木製の遊具があって、子供を遊ばせるにはまずまずのところ。敷地には北の大地の水族館(山の水族館)もある。

ハト時計、10年前にも見たけど、壊れずに動いてるだけ拍手。木でできたアナログなゲームもあって、その音声といい、雰囲気といい、まるでイカゲーム。負けたら撃たれそう。

水族館はオープンからまだ日が浅かった前回と比べて、手書きやプリントされた説明が増えていて、展示されてる生き物の種類も増えていた。ここで熱帯淡水魚を見る意義はよく分からないけど、凍てつく地でアロワナやピラルクーを飼育できるのはすごいよな。

屋外の水槽を屋内から見る。真骨頂は冬場に凍った水面下で泳ぐ魚を見ることなんだろうけど、今は夏。水流が結構ツヨツヨ。

体長1mのイトウが泳ぐ。赤ちゃんイトウもいる。

エゾサンショウウオの餌付けを見る。

水族館のおみやげコーナーでUFOキャッチャーをやるも撃沈。いくらかの寄付になったかな。

花豆ソフトクリームを食べて休憩後、北見市内に戻った。

夜はオホーツクビールのレストランでおじさんやはとこ一家とご飯。焼肉屋さんや和食屋さんなど、おじさんたちがよく行くお店がいっぱいで予約が取れず、地ビールレストランをはとこが予約してくれた。レストラン入口にスロープを置いてくれて、1Fに人数分の席が用意されていた。

人数多いこともあって、メニュー表にある料理をかたっぱしからどんどん注文していく。乾杯。アルコールのダメな母も私もノンアルビールがあったおかげで地ビールの味を楽しめた。

玉ねぎを丸ごと揚げたもの、オホーツク塩焼きそば、エゾ鹿肉のビール酢煮込み、エゾ鹿ソーセージ、白花豆のハーブサラダ、チーズ、カルパッチョなどなど。満腹。

北海道に来ると何食べても美味しい。ホタテが美味い。

北見の最後の晩を満喫して締めくくった。

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2025年10月12日 (日)

北見旅④

8/24 Day3

ドライブ日。目指せ阿寒湖!

なるべく朝早く出ようという気持ちはあれど、実際はそうも行かず、9時を回って出発。

人間ナビのおじさんが的確に道を教えてくれて心強い。

最初の立ち寄りは津別の道の駅あいおい。ここ、たい焼きならぬクマヤキを猛アピールしていて、自販機もクマヤキデザイン、ノボリもクマヤキデザイン、お店もクマヤキデザインでカラーコーディネートもばっちり。デザイナーがちゃんと入ってそう。目立つ。クマヤキグッズも展開。猛アピールしている割にクマヤキを売っているのは小さな小さな店舗。

道の駅に鉄道の名残もあり、かつて賑わっていた頃の様子が偲ばれる。

おじさんがクマヤキとキッチンカーの焼き鳥を買ってくれる。この焼き鳥、私は食べなかったけどすこぶるうまかったらしい。ちょっと悔しい。

阿寒湖に到着。車を置く場所を探すのに時間をとられる。

私と母以外はモーターボートでチュウルイ島へ。時間があれば汽船に乗ってノスタルジーに浸りたかったけど往復で1時間半近くかかるので私は断念。

阿寒湖畔ビジターセンターへ。道が悪くて難儀する。上り坂を通りすがりの人に助けてもらう。

ボッケの遊歩道へ。「ボッケ」とは、アイヌ語で「煮え立つ」を意味する「ポフケ」に由来する言葉で、マグマからつながる泥火山。

ビジターセンターからボッケまで約10分、を倍くらいかけて行く。滑らかに見える道だけどタイヤが取られる。電動車いすが恋しくなるn回目。ヒグマの目撃が6月にあったというので緊張する。時々すれ違う人はいたけど、それもほんの数組だけ。静かな森だ。

ボッケに到着。硫黄の匂いが立ち込めている。泥火山がぼこっぼこっと噴く。

阿寒湖畔。

ビジターセンターに戻る。知らない道を行くときって、帰りは行きよりもあっという間に着く感覚がある。ヒグマに会うこともなく、無事に到着。木道でしばし森林浴。クマゲラが木をつついて飛び去っていった。

ビジターセンター内で展示資料を眺め、まんまるマリモを愛でる。

チュウルイ島に行ってきた面々と合流。

お次は摩周湖へ。時々沿道にエゾシカが現れる。アップダウンのある道は絶景続き。

摩周湖に到着。霧の摩周湖と呼ぶけれど、これまで何度来ても快晴の摩周湖。そして来るたびに駐車場が整備されてなにかしかが新しくなっている。今回はカムイテラスなる展望デッキができていて空を仰ぐようなおしゃれベンチが設えてあった。久々の摩周湖は、静かな深い青い湖面と湖を取り囲む木々がくっきりとした色を見せていてとにかくきれい。標高もあるから、釧路の方まで広々とした北の大地を見渡せて気分爽快。来て良かったの一言に尽きる。

夕日までいたい気持ちを抑えて、私の大好きなスポット、アトサヌプリこと硫黄山へ。ここの売店もおしゃれに作り変えられていて、中のカフェスペースの大きな窓から、もくもくと沸き立つ湯けむりがよく見える。

ここで水分と栄養補給。おじさんがまたもやいつの間にか黒玉子を買ってくれたので、熱々の卵を頬張る。ソフトクリームとゼリードリンクも買う。ゼリードリンクは一口吸った後、姪っ子のところに置いたら、はい、バーンと床にぶちまけられた。不注意、仕方ないけど、もったいない。

アトサヌプリの次は、屈斜路湖の砂湯へ。だいぶ日も傾いてきた。もうすぐ閉まってしまう湖畔の売店に滑り込んでスコップを借り、いざ砂堀り。先に掘った人たちの穴が波打ち際にポコポコ並んでいる。私はバケツにお湯を汲んでもらって足湯をする。あったかくて気持ちいい。天然でお湯が得られるってなんて贅沢。

エゾシカが林の中にいる。

十分遊んで、さあ帰路へ。そういえば道中川湯や弟子屈の町を通り過ぎたけど、この寂れた町も散歩してみたかったな。

美幌峠で一旦、休憩。太陽がもうすぐ沈むとあって気温がぐっと下がってくる。売店が6時に閉じた3分後で、あげいもが買えなかった。

北見の町中に入る。イオンによって夕飯のお惣菜を買ってホテルで食べた。長い一日、お疲れ様。

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